「すごい」「暑い」過去最多2.8トンの豆使い『奇祭』…豪快な豆まきに参加者熱狂!100キロに願い込めた豆浴びも_“日本一の豆のまち”本別町 北海道
2月2日の節分を前に、北海道十勝の本別町で特産の豆を使った豪快な豆まきイベントが行われました。熱気あふれる奇祭にカメラが入りました。
豆!豆!そして鬼!
1月25日、視界を埋め尽くすほどの豆まきイベントが行われた場所は、北海道本別町です。
寒暖差が大きく、日照時間が長い本別町は、質の良い豆が育つことから「日本一の豆のまち」を掲げています。そんな町の知名度アップと町民の無病息災を願って2015年に始まったのが「ほんべつ豆まかナイト」です。
会場はとにかく豆づくし。豆が流れる「豆スライダー」に…。
豆の中に埋もれて全身で豆を感じられる豆風呂。さらに…。
「ペットと長く暮らせるように」
「たくさん友達ができますように」 (いずれも参加者)
約100キロの豆を浴びて邪気を払う豆の滝行「豆浴び」も。
参加者は、思い思いに願いを胸に豆を浴びていました。
そして、イベント最大の目玉「激!豆まき」に向け配られるのが…。
大豆が入った紙袋と「ゴーグル」。
会場はほぼ全員がゴーグルを装着する異様な雰囲気に包まれます。
「まけー!」(本別町 佐々木基裕町長)
掛け声と同時に飛び交う豆。
「鬼が来たぞー」
会場に鬼が現れると、会場はさらにヒートアップします。
「すごい熱気。たくさんの豆が飛び交っています」(沼田海征記者)
続々とランウェイに登場する鬼に向かって、大人も子どもも容赦なく一心不乱に豆を投げつけます。
用意された豆は例年の1.4倍、過去最多の2.8トン。息をのむ光景が繰り広げられました。
「初めて来たんですけど、すごい…」
「鬼より“まめ”が怖い」(いずれも池田町から)
「すごい痛い。バチバチ口に入ってくるし」(釧路市から)
「暑すぎてジャンパーいらない。毎年半袖で来ようと思うくらい」(帯広市から)
鬼は入れ替わり立ち替わり9組が登場。1時間に及んだ終盤、実行委員会の計らいで記者もランウェイに登場!
「鬼目線」の豆まきは…。
「口を開けたら豆が入ってきそう」(沼田記者)
まさに四方八方から豆が飛び交っていました。
2024年より300人ほど多い1000人が熱狂した豆づくしの奇祭。使用された豆は2026年も再利用されるということです。