【開業60年で初の異常事態】雪降らず連日プラス気温の札幌市「円山スケート場」今シーズンのオープン断念…積雪は平年の3分の1、水を撒いても凍らず…北海道札幌市
札幌市は1月27日、少雪の影響で札幌市中央区にある「円山スケート場」のオープンを中止すると発表しました。
市によりますと「円山スケート場」は毎年1月20日ごろにオープンしていましたが、今シーズンは積雪量が少なく、日中にプラス気温の日も多いことから、スケート場を造ることができませんでした。
氷の下に敷く雪を確保できず、暖かい日が続き、水をまいても凍らなかったということです。
円山スケート場は1965年に開業して以来、雪が少ないシーズンは規模を縮小してオープンしてきましたが、中止となるのは初めてだということです。
今シーズン、北海道内は各地域で雪が少なく、札幌管区気象台によりますと、札幌の積雪量は22センチと平年の3分の1程度。スキー場が一部のコースを閉鎖したり、ホームセンターで早くも氷割り商品が売れ行きを伸ばすなど、”異例の少雪”状態となっています。