【空港でナゾの転落死】死亡したのは『住所職業不詳の40歳男性』と判明…立ち入り禁止通路で発見されるも名乗らず「よく分からない」事情聴取中に突然走り出し10ｍ転落"危険物"など見つからず 新千歳空港

男性が転落死した現場

　北海道千歳市の新千歳空港のターミナルビルで1月23日、4階の吹き抜け部分から転落し死亡したのは住所・職業不詳の40歳の男性だったことが分かりました。

　男性は1月23日午前8時40分ごろ、新千歳空港の国内線ターミナルビル4階で一般利用者の立ち入りが禁じられ施錠されている天井の点検用の通路にいたところを発見されていました。

　「立ち入り禁止の場所に人がいる」などと空港内の派出所に通報が寄せられ、警備員らが男性と接触。その後警察官も駆けつけました。

　男性は警察の事情聴取に名前は名乗らず、通路に入ったことについては「よく分からない」などと話していたということです。

巻き込まれた人はいなかった…

　警察官が接触してわずか数分後、さらに事情を聴いていたところ男性は突然走り出し、4階フロアの手すりを飛び越えて吹き抜け部分から高さ約10ｍ下の2階のフロアに転落しました。

　
　男性は頭などを強く打ち死亡。ほかに巻き込まれた人はいませんでした。　

　警察によりますと男性は空港関係者ではなく、勤務歴もなく所持品などから身元が判明。
　
　男性のもとから薬物や危険物などは発見されませんでした。

　警察が当時の状況を調べています。