【スナック経営の女性殺害事件】59歳男の初公判 被害者の"護身用ハンマー"で…起訴内容認める「金や車借りたいと申し出たところ怒られ」 スナック常連客で行動パターンも把握
2023年11月、北海道の足寄町で女性を殺害し山林に遺棄した罪に問われている男の初公判が開かれ、男は起訴内容を認めました。
足寄町の無職、志渡典吉被告(59)は2023年11月、知人でスナック経営者の延本真弓さんの頭部をハンマーで複数回殴ったうえ首を絞めて殺害、山林に遺棄したとして、殺人や死体遺棄などの罪に問われています。
釧路地裁で開かれた初公判で、志渡被告は起訴内容を認めました。
検察側は、志渡被告が2009年ごろから延本さんの店に客として通っており、生活パターンも知っていたと指摘。普段から無施錠だった玄関から侵入し、延本さんが護身用として枕元に置いていたハンマーで犯行に及んだことを明らかにしました。
また、志渡被告は当時の状況について「延本さんに金や車を借りたいと申し出たものの、延本さんが怒ってハンマーを持ち出した。ハンマーを取り上げた後のことは覚えていない。殺すつもりはなかった」としました。
このほか、志渡被告は延本さんの財布からクレジットカードなどを抜き出し、帯広市内のドラッグストアで薬などを購入していて、窃盗や詐欺などの罪にも問われています。
公判は12月10日以降も行われ、13日に判決が言い渡される予定です。