〈自民党 石破茂新総裁誕生〉どうなる?北海道の『農林水産業』 生産者の“期待”と“不安” 「コメの安定供給を」「経費が倍…非常に苦しい」「和牛肉の消費拡大を頑張って」
自民党 石破茂新総裁が9月27日に誕生。北海道の基幹産業である農業や漁業など農林水産業にはどんな影響があるのでしょうか。生産者が新総裁に期待することは。
農家「日本人の主食…安定して供給を」
2024年、品薄状態で価格高騰が続くコメ。北海道上川地方の東川町の農家は、コメの価格が上がることを歓迎する一方で不安も口にしています。
「農業機械もそうだし、資材関係もめちゃめちゃ上がっている。今年、コメが高くなってありがたいはありがたいですけど」(東川町の農家)
農家が新総裁に期待することは。
「コメは日本人の主食。安定して供給できるように、国に考えてもらえたらいい」(農家)
漁師「燃料費が安くなるのが一番いい」
「イカの街」函館市。ここ数年はスルメイカ漁の不漁が深刻化するなか、地元漁師を悩ませる燃料費の高騰。
「ドラム2本たいて4万円です。油に半分持っていかれて、手数料も取られたり。手取りがないんですよ」(函館市の漁師)
もはや息子に継がせる環境にないともらす漁師が、新総裁に期待することは。
「油が安くなると1番いいですけどね」(漁師)
「和牛肉の消費拡大を」「農業・食料に対する考えを明らかに」
酪農や畜産が盛んな十勝地方。物価高による影響が出ているといいます。
「(肉牛は)値段が上がらなくて、エサは高くてだいぶ厳しい状態」(幕別町の畜産農家)