【アイヌ民族の遺骨返還】東大が135年前 北大が85年前に“研究の名目”で持ち去る 紋別アイヌ協会が伝統儀礼「イチャルパ」で先祖の霊を供養 北海道・紋別市
北海道・紋別市から長い間持ち去られていたアイヌ民族の遺骨が返還され、8月11日、市内で伝統儀礼の「イチャルパ」が行われました。
イチャルパは、先祖を供養するアイヌ民族の伝統儀礼です。
かつて大勢のアイヌ民族が埋葬されていた墓地の跡地で、紋別アイヌ協会などが行いました。
返還されたのは合わせて7人の遺骨で、東京大学が135年前に、北海道大学が85年前にそれぞれ研究の名目で持ち去っていました。
「よく帰ってきてくれたなと感謝しております。このアイヌモシリ(アイヌの国)から、日本全国からこういうことのないよう気をつけていきたい」(祭司 石井ポンぺエカシさん)
イチャルパの後、アイヌ協会の関係者は先祖の霊に伝統の舞を捧げました。