【知床観光船沈没事故】「ご家族はいまだに怒りに打ち震えております」乗客の家族ら29人が社長と運航会社を提訴 約15億円の損害賠償求め
北海道知床沖で観光船が沈没した事故で乗客の家族らが桂田精一社長らに約15億円の損害賠償を求め提訴しました。
2022年4月、知床沖で観光船「KAZU1」が沈没した事故では乗客・乗員20人が死亡、6人が行方不明のままです。
「午前10時です。6人の弁護団が裁判所に向かって行きます。これから裁判の手続きに入ります」(斉藤 健太記者)
7月3日、札幌地裁に提訴したのは乗客14人の家族らあわせて29人で「KAZU1」の運航会社「知床遊覧船」と桂田精一社長に、約15億円の損害賠償を求めています。
「いまだに誰も事件の責任を取っておりません。ご家族はいまだに怒りに打ち震えております」(原告弁護団 山田 廣代表)
事件という言葉について弁護団は「家族もみんな事件だとしている。それが家族の気持ちなんです」と説明しました。