<ススキノ首切断事件>修被告「首を拾ったと言われた」 裁判で明かされた衝撃的発言 遺族は悲痛「一家全員の極刑を望む」
「この世の地獄がここにある」
6月4日の初公判で、事件当時の心境をこう説明した田村浩子被告。浩子被告は殺人の罪などで起訴された瑠奈被告の母親です。
2023年7月、瑠奈被告が殺害後に持ち去った男性の頭部を自宅に隠すのを容認し、損壊する様子を夫の修被告にビデオで撮影させたとして死体遺棄と損壊のほう助罪に問われています。
「あんたもそのくそアマもよ、どっちもよ。熟女系の風俗にでも売り飛ばせばいい」「とっとと売れや、そのくそアマをよ」
瑠奈被告が両親を罵倒するいびつな家族関係が明らかになった初公判。浩子被告は無罪を主張する中、検察側は瑠奈被告が家族の中で圧倒的な上位者だったと指摘し、異様な親子関係をこう表現しました。
「瑠奈ファースト」今日の裁判では夫の修被告が証人として出廷。事件が起きた日からちょうど1年後の7月1日、浮かび上がる真相とは?
遺族の供述調書 明かされる苦しい胸の内
1日午後、開かれた母親・浩子被告の2回目の裁判。
法廷では殺害された男性の遺族の供述調書が読み上げられ、苦しい胸の内が明かされました。
そして事件の経緯が徐々に明らかになってきました。
修被告が出廷 被害者遺族の思い
7月1日の公判では、修被告が証人として出廷しました。修被告が証人として話した内容で、父と娘のゆがんだ関係が明らかになりました。修被告が語った内容をまとめました。
Q.遺族への思いは?
言葉では言い尽くせない 取り返しのつかない大変な事…本当に申し訳ない。
Q.瑠奈被告から殺害や切断の意思を聞いたことは?
ありません。
Q.瑠奈被告が頭部を持っているといつ知った?
事件当日、家に着いた後「首を拾った」と言われた時。
Q.20日以上逮捕にかかったが通報は?
娘の抱えていたものを受け止めきれずに裏切るようでできなかった。
Q.怖くてできなかった?
これ以上苦しめたくない。もっと壊れそうで怖かった。娘が怖いことはない。
Q.瑠奈被告に言うべきことが言えなくなった理由は?
自傷やオーバードーズ(薬の過剰摂取)を繰り返すようになり、追い詰めないことが望ましいと判断した。