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「老人ホームの入居権が当たりました」「名義を貸すのは犯罪」 老人ホーム関係者や弁護士かたり突然電話 70代女性が200万円をダンボールに入れて送りだまし取られる 北海道

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架空料金請求詐欺事件を捜査する北海道警帯広署

架空料金請求詐欺事件を捜査する北海道警帯広署

 北海道十勝地方で老人ホームの関係者を名乗る男からの電話をきっかけに、女性が現金200万円をだまし取られる架空料金請求詐欺事件がありました。

 被害にあったのは十勝地方に住む70代の女性です。

 6月上旬、女性の自宅の固定電話に老人ホームの関係者を名乗る男から「老人ホームの入居権が当たりました。入る気がないなら他の人に譲ってほしい」などと連絡がありました。

 女性が入居権を譲ったところ、その日のうちに同じ男から「名義を貸すのは犯罪です。私もあなたも逮捕される」と電話がありました。

 さらにその後も、弁護士を名乗る複数の者から「穏便にすませるため、現金を送って欲しい」と電話があり、だまされた女性は指定された東京都内の住所に、現金200万円を段ボールに入れて送りました。

 警察によりますと、200万円を送った後も、女性のもとにはさらに現金を要求する連絡があり、女性が知人に相談。14日に知人が警察に相談し事件が発覚しました。

 警察は架空料金請求詐欺事件として捜査するとともに、現金を要求する不審な電話がきたら、警察相談専用電話「#9110」に相談するよう呼び掛けています。