新型コロナ“5類”で行動どう変わる 今まで我慢してきた楽しみ復活…海外旅行用品の売り上げUP 一方でまだ不安感じる人も

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 新型コロナウイルス感染症の法律上の位置づけが「5類」に移行したことによって、今まで我慢していたことを再開しようという動きが出ています。「脱コロナ」に向けて、みなさんの行動に変化はあるのでしょうか。

 新型コロナが「5類」に移行した5月8日、札幌市中央区のデパート「丸井今井札幌本店」では、消毒液や体温を測るカメラなどが撤去されました。商品の売れ行きにも変化が出ています

 札幌丸井三越 紳士雑貨担当 亀井 聡さん:「海外など遠くに旅行するための大容量のスーツケースが売れ始めている。ここ2~3年は飛行機での移動が難しかったので、5類移行により制限なく移動できる喜びを感じている」

旅行用品…売り上げUP

 来店客:「スーツケースを買いにきた。仕事で遠くへの出張も入ってきた」 

 4月の売り上げは、2022年の同じ時期と比べ4倍ほどになりました。

また、化粧品売り場ではスキンケア用品やファンデーションなどベースメイク商品の売れ行きが好調で、コロナ禍前の水準に近づいているといいます。

"ベースメイク商品"の売れ行き…好調

 みなさんは「5類」移行に伴い、今まで我慢してきたどのようなことを再び楽しみたいと考えているのでしょうか。

 70代:「沖縄県に行く。3年間どこにも行けなくて、自宅と職場だけだった」

 10代:「学校祭などが久しぶりにできる。学校行事が楽しみ」

 10代:「友達といっぱい遊べるのがうれしい。カラオケとかショッピングとか」

 20代:「アーティストのイベントに行けるようになる。ファンなら声を出したい。それができるのが楽しみ」

 20代:「飲み会をしたい。集まっても1~2人だった。大人数でしたことがないので、10人以上でやってみたい」

 20代:「大学で海外に行くゼミがある。行けるかな」

 70代:「不安の方が大きい。新型コロナの医療費が自己負担になるのは、高齢者にとってはきつい」

 20代:「人の顔がちゃんと見られるのはいいと思う。目だけだとあまり感情もわからないので、顔全体を見てコミュニケーションできるのは当たり前だがいいと思う」

5類移行…アンケート結果は

 新型コロナが"5類"に移行され、我慢してきた何を楽しみたいのか?

 北海道ニュースUHBがSNSを使ってアンケートを取ってみた結果は以下の通りです。

 ■旅行    36.6%
 ■まだ不安  36.3%
 ■イベント  16.9%
 ■会食    10.2%

 旅行をしたいという声が36.6%と一番多くなった一方、不安だという声も36.3%あった。

 まだまだ不安を覚える人もいるということを考え行動することも必要なようです。