「ハンターに頼んでおいて、撃ったらダメだったと言われたら何を信用したらいいのか」猟銃免許を取り消されたハンターが最高裁で「逆転勝訴」 全国のクマ対策に大きな影響を与えた裁判がついに決着 7年間の戦い
注目される裁判の判決が
砂川市のハンター池上治男さん。
北海道猟友会砂川支部の支部長としてクマの駆除にあたってきました。
しかし、7年間、猟銃を握っていません。
そのわけは…
処分の撤回を求めて
2018年、池上さんは砂川市の要請に基づき、猟銃を発砲してクマを駆除しました。
その際、弾丸が建物に到達する恐れがあったと猟銃所持の許可を取り消されたのです。
池上さんは処分の撤回を求め、北海道を相手どり裁判を起こしました。
「ハンターに頼んでおいて、撃ったらダメだったと言われたら何を信用したらいいのか」(提訴したハンター 池上治男さん)
1審の札幌地裁では猟銃の所持許可を取り消した北海道の判断は違法だとして池上さんが勝訴。
しかし、2審の札幌高裁では弾丸が岩などに当たって跳ね返る「跳弾」により建物に届く恐れがあったなどとして、池上さんの逆転敗訴となりました。
最高裁での判決が
「砂川でも銃で捕獲することをやめた。私の事案があったからです。高裁判決が全国のハンターに対する足かせになったと思います」(池上治男さん)
2025年、クマに関する警察への通報は5000件を超え過去最も多くなりました。
クマの脅威は暮らしのすぐそばにまで迫っています。
今後の駆除のあり方に大きな影響を及ぼす判決が、27日、最高裁で言い渡されました。
ハンター側の逆転勝訴に
最高裁第3小法廷は池上さんの猟銃所持許可を取り消した北海道公安委員会の処分を違法と判断しました。
これにより、ハンター側の逆転勝訴が確定しました。
「安心してハンターを頼れるような結論を出してくれた。非常にいい判決だったと思っている。7年間の長い時間はかかったが、ある意味有意義な時間だったと思うようにしている」(池上治男さん)
クマ駆除のための発砲による取り消し処分の違法性について最高裁が判断を下したのは初めてのことです。
今後のクマ駆除のあり方にも一石を投じそうです。



















