【ゴーカート暴走で2歳児死亡】業務上過失致死傷の罪でイベント主催会社の社員ら2人を起訴…小学生が運転するカートが見物客の列に突っ込み幼児2人が死傷〈北海道森町〉
2022年、北海道南部の森町で、小学生が運転するゴーカートが見物客の列に突っ込み、当時2歳の男の子が死亡するなど幼児2人が死傷した事故。
【写真】イベントでゴーカートが暴走し見物客に…
函館地方検察庁は3月24日、イベントを主催した函館トヨペット(函館市)の社員、坂上裕一被告(46)とコース設計などの委託を受けたアクトコーポレーション(千歳市)の役員、九谷田聡被告(48)を業務上過失致死傷の罪で起訴しました。
この事故は2022年9月18日、森町のイベント会場で当時、小学6年生だった女児が運転するゴーカートがカーブを曲がりきれずに見物客に突っ込み、当時2歳だった函館市の男の子が死亡したほか、別の男児がケガをしたものです。
警察は2024年2月9日、ゴーカートがコース外に逸脱することが予見できたのにも関わらず、コース外周を柵で囲うなどの安全対策を怠り、ゴーカートを男児に衝突させ死亡させ、別の男児2人にケガを負わせた疑いで、坂上被告と九谷田被告を書類送検していました。
一方、民事裁判では2025年12月9日に函館地裁で、遺族がイベント主催者などに慰謝料など約1億3000万円の損害賠償を求めた裁判の初弁論が開かれました。
法廷で遺族は「息子の人生は2年3か月しかなかった」などと意見陳述を行った一方、会社側は請求棄却を求めました。
提訴を受けた当時、函館トヨペットは「3年前の件で改めて被害にあった方、ご両親、関係される方にお悔やみ申し上げます。これからも誠心誠意対応していきます」とコメントしていました。
ゴーカートはイタリア・ビレル社製で、排気量は約211cc、最高速度は時速70キロでした。
初弁論では、母親が意見陳述。すすり泣きながら切実な胸中を明かしました。
「事故当日、食べることが大好きだった息子の最後の食事は簡単な朝ご飯でした。息子がお腹を空かせたまま天国へ旅立ってしまったことが可哀想でなりません」と訴えました。
父親も「カートにひかれた息子にすぐに駆け寄り、何回も何回も名前を叫びました。今でもその光景がフラッシュバックします」「息子の人生は2年3か月しかありませんでした。事故発生から3年が過ぎています」などと、事故後も何も進展しない現状への苦しみを語りました。
一方、会社側は請求棄却を求めました。














