【カーリング】松村千秋・谷田康真組が崖っぷちラストロックで大逆転!名寄市出身の谷田「世界のトップで戦える試合」ミラノ・コルティナ五輪最終予選代表決定戦
カーリングミックスダブルスのミラノ・コルティナ五輪最終予選代表決定戦は9月27日(土)、北海道・稚内みどりスポーツパークで決定戦が行われ、松村千秋(中部電力)・谷田康真組が、予選ラウンド4連勝の小穴桃里・青木豪組相手に、最終8エンドで大逆転。対戦成績を1勝2敗とし、28日(日)の決定戦に臨みを繋げました。
【写真】カーリング日本選手権 フォルティウス・吉村紗也香選手ほか
松村・谷田組は2対1で迎えた第4エンド、小穴・青木組にこのゲーム初めて複数得点を奪われるなど、前半は1点ビハインドの苦しい展開に。それでもこの日は、名寄市出身の谷田康真選手がドローショット、テイクアウトショットで抜群の安定感を見せます。
第6エンドで再び2点を失い、4対5で迎えた最終エンド、不利な先攻の松村・谷田組はナンバーワンを取らなければ敗退する崖っぷちのラストロック。「これだけは決めたかった」と松村千秋選手が投じたストーンは、相手ストーンだけを綺麗にハウス外にはじくスーパーショット。スチールで3点を加えた松村・谷田組が7対5で大逆転で勝利を収めました。
名寄市出身の谷田選手は「ありがたいことに両親、スポンサーの方々、全然知らないファンの方も、試合前に道で声をかけてくれた。それにビックリしています。今日は一段とそれが多くてありがたかった。世界のトップで戦える試合をしている。これがやりたくてミックスダブルスを目指して転向したんだよなというのが思い出されて、自分のやりたかったことが再認識できている」とコメントしました。これで対戦成績は松村、谷田組の1勝2敗。明日の決定戦に望みを繋げました。
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