【ヘルメットがなければ私は今ここにいない】車にはねられ重傷の自転車男性”ヘルメットの大切さ”訴える…未着用なら致死率1.7倍_着用なら頭部のダメージは3分の1に〈札幌市〉
6月、札幌市で事故に遭った自転車の男性。ヘルメットを着用していて命は助かりました。
男性は壊れたヘルメットと自転車を警察に提供し、啓発活動に協力しています。
地面にたたきつけられた体。首が大きく揺れています。
これは、自転車で転倒したときに脳に与える危険性をJAFが実験した動画です。
ヘルメットを着用すると、脳へのダメージは約3分の1に抑えられました。
警察は10月23日、札幌市南区に住む村上隆さんに感謝状を贈りました。
村上さんは6月、自転車で走行中、車にはねられました。
太ももや肋骨などを骨折する大けがをしましたが、ヘルメットをしていたため、頭を守ることができました。
「ヘルメットがなかったら、今ここにいない」(村上隆さん)
北海道内での自転車走行中の死亡事故は、頭の損傷によるものが最も多く、44.7%です。
また、ヘルメットをかぶらないと致死率は約1.7倍に上がっています。
村上さんも命は助かったものの、事故の記憶はないといいます。
着用していたヘルメットは、裂け目ができるほどの衝撃を受けていました。
村上さんはヘルメットと自転車を警察に提供。
警察は9月、ヘルメットの重要性を訴えるパネル展で展示し、啓発活動に貢献したとして村上さんを表彰しました。
「役に立ててもらえれば、ちょっとだけ救われたような気持ちになる。いま街中で自転車ですれ違っても、ほとんどの人がヘルメットをしていない。誰にも、どこでも、いつでも(事故は)起きる可能性がある」(村上さん)
村上さんはリハビリを続けながら、少しずつ自転車に乗ることを再開しています。
2023年4月から道路交通法改正で自転車のヘルメット着用が努力義務になりました。皆さんの周りでは、着用している人をどれくらい見かけるでしょうか。
改正法から3年以上が経過しますが、2026年6月の調査では、全国平均は24.4%、北海道の着用率は19.1%。
全国平均と比べても低い水準ですが、少しずつ上がってきているようです。
春から青切符制度も始まり、自転車の交通ルールやマナーを意識する人が増えているとみられます。
一方、全国には着用率の高い地域もあります。愛媛県では70%を超え、大分県では63%を超えています。
愛媛県では高校生の事故をきっかけに、高校生へのヘルメットの無料配布や着用の義務化を進めました。大分県でも、県立高校でヘルメット着用を義務化し、調査で子どもの着用率は80%超です。





















