【知床遊覧船沈没事故】15億円余り求めた損害賠償訴訟が結審…原告側「運航会社側の不誠実な態度にさらに傷つけられた」と主張―判決は2027年2月25日の予定〈北海道〉
2022年4月、知床沖で遊覧船が沈没した事故で、乗客の家族らが損害賠償を求めた訴訟が9月17日に結審し、原告側は運航会社側の不誠実な態度にさらに傷つけられたなどと訴えました。
船体に激しく打ちつける波。
これは知床遊覧船「KAZU1」に乗船していた千葉県の優さんが撮影した映像です。
事故から2年4か月後にカメラが見つかり、一部の映像が復元されました。
優さんの父親は「息子の執念が生んだ奇跡だと思います」としたうえで、「裁判で有効活用されることを願っています」とコメントしました。
そして開かれている裁判。知床沖で2022年4月、遊覧船「KAZU1」が沈没し、20人が死亡、6人が行方不明となっているもので、乗客の家族らが運航会社と社長の桂田精一被告に15億円余りの損害賠償を求めています。
これまでの裁判で桂田被告は、当時の運航体制のほか、ルートなどを決める過程を問われた際、「覚えていない」などと答えていました。
9月17日の裁判で原告側は、これまでの桂田被告の不誠実な対応が原告らをさらに傷つけたと主張しました。
「(桂田被告は)事件に真っ向から向き合おうとしない、そういう姿勢をみせました」(原告代理人 山田廣弁護士)
一方、被告側は会社としての責任は一部認めたものの、船長が事前にハッチの不具合を認識していたとはいえないほか、当日の出航の判断は合理的だったなどとして、桂田被告に過失は認められないなどと主張しました。
裁判は9月17日に結審し、判決は2027年2月25日に言い渡される予定です。



















