【事故原因】起動してはいけない設備が起動…設備の台と支柱に挟まれたと推定『泊原発』防潮堤工事中の男性作業員死亡事故→工事は10日から全面再開へ「安全管理体制の充実強化図る」〈北海道泊村〉
北海道後志地方の泊村にある「泊原子力発電所」で8月18日に作業員の男性が死亡した事故を巡り、北海道電力は9月4日、原因と再発防止策を発表しました。
この事故は8月18日午後10時20分ごろ、泊原発の防潮堤工事で、砂利を貯蔵するサイロにある砂利の投入口付近で、砂利の残量を確認していた30代の男性作業員が約8~9メートルの高さからサイロの中に転落し、病院に搬送されましたが、死亡が確認されたものです。
その後の司法解剖で、死因は脳挫傷と判明。転落する前に男性の頭に何らかの強い力が加わったとみられることが分かりました。
この事故の原因を調査していた北電は9月4日、男性が砂利をサイロ内に運ぶベルトコンベヤーの装置「トリッパーベルコン」を載せる台と支柱の間に挟まれた後、サイロに転落したと推定されるという調査結果を発表しました。
北電によりますと、「トリッパーベルコン」は本来、残量確認作業の際には起動してはいけないものですが、事故当時、「トリッパーベルコン」は起動していました。
男性作業員は起動していた「トリッパーベルコン」が移動して来たことで、台と支柱の間に挟まれたとみられます。
当時、男性作業員は転落防止用のハーネスを体につけていたものの、安全を確保する「フック」を近くにかけていなかったということです。
北電は作業手順遵守の重要性を再教育するとともに、砂利の残量確認を作業員の立ち入りなしで行う方法に変更することや工事要領書に細かく作業ルールを記載するなどの再発防止策を策定しました。
事故発生後、北電は全ての工事を停止。安全が確認できた作業から再開していて、今回の現場での作業は9月10日から再開するとしていいます。
北電は「二度とこのような痛ましい事故が起こることがないよう、このたび策定した再発防止対策を徹底するとともに、工事計画段階から現場作業までを通じて危険を把握・管理する仕組みを強化し、協力会社と一体となった安全管理体制の充実強化を図っていく」とコメントしています。

















