【一審判決支持】『北広島放火殺人事件』“心神喪失”で無罪判決の70歳男性…二審も「心神喪失の疑いを否定できない」と判断し検察側の控訴棄却〈札幌高裁〉
北海道北広島市で2022年、生活困窮者向け共同住宅に火をつけて2人を殺害した罪に問われた男の控訴審判決で、札幌高裁は4月21日、一審の無罪判決を支持し、検察側の控訴を棄却しました。
住所不定・無職の荻野正美被告(70)は2022年9月、北広島市の生活困窮者向け共同住宅に火をつけ、男性(71)と女性(51)の計2人を殺害した現住建造物等放火と殺人の罪に問われています。
裁判の争点は「刑事責任能力の有無」でした。
2025年9月17日、札幌地裁は「責任能力が失われていたとの合理的な疑いが残る」として荻野被告に無罪判決を言い渡しました。
この判決を不服として検察側が控訴。
札幌高裁で4月21日に開かれた控訴審判決で中桐圭一裁判長は当時の荻野被告の精神状態を「妄想の影響で合理的な思考が困難であり犯行を制御抑制できない状態だった」と指摘。
そのうえで、「心神喪失の状態にあったとの合理的疑いを否定できない」として、1審の無罪判決を支持し、控訴を棄却しました。

















