【知床遊覧船事故】運航会社社長が”船長に明確な指示をしていなかった”と認める_事故から4日後の会見当日には妻に「また何か大きな事件があれば忘れ去られる」とメッセージ送信〈北海道〉
2022年の知床遊覧船沈没事故で業務上過失致死の罪に問われている運航会社社長は3月3日の裁判で運航管理者として船長に明確な指示をしていなかったと認めました。
「ルシャ湾以降に行ってはダメだぞと言わなかった?」(検察側)
「そういう話はしていない」(桂田精一被告)
「指示すべきなのでは?」(検察側)
「そうですね。細かいことは本当に覚えていない。当日はパニックで逃げていた部分もありましたが、間違って覚えてないことは言えない」(桂田被告)
知床半島のルシャ湾をめぐるルートについて、運航会社社長の桂田精一被告は運航管理者として船長に指示をすべきだったと認めました。
桂田被告は2022年4月の「KAZU I」沈没事故で業務上過失致死の罪に問われています。
この事故で20人が死亡、6人が行方不明のままです。
「桂田被告が釧路地裁に入りました。このあと被告人質問が行われる予定です」(沼田海征記者)
3月2日に続いて行われた被告人質問。
3日は検察側が追及しましたが、桂田被告は「覚えていない」「記憶が定かではない」という回答を何度も繰り返しました。
また事故から4日後、桂田被告が初めて会見を開いた日に妻にメッセージを送っていたことが明らかになりました。
「4月27日、奥さんに『また何か大きな事件があれば忘れ去られる』というメッセージを送っていますね?」(検察側)
「いや、覚えていない」(桂田被告)
検察側がその内容を読み上げます。
「おはよう、(事故から)2か月だけ忙しいと思います。新しい何か事件が起きれば収まります」(検察側)
「会見の前に送ったものですよね。記憶がないですけど、子どもが生まれたばかりで心配させないように。まったく記憶にありませんでした」(桂田被告)
裁判を傍聴した乗客の家族は…
「初めて(桂田被告を)後ろから見ましたけど足を組んでたんですよ。普通足を組むんですかと検事さんに話しました。あの態度はないですよねと」(小柳宝大さんの父親)
3月4日は乗客の家族が桂田被告に直接質問する予定です。





















