登校できない生徒を『行動障がい』と記載―札幌市の道立高校で不適切記載が判明…根拠不明の病名や障がい名"裏付け"取れず 道教委は「不適切」として全道立高校に通知 〈北海道〉
UHBは札幌市にある道立の定時制高校に対し、生徒の個人情報を除く、校内資料の開示請求を行いました。
この高校では障がいの重い受験生を事前に排除するような資料が2023年の職員会議で共有されていたことが分かっています。
道教委は表現が不適切としたものの、作成した教諭に排除の意図はなかったと説明していました。
一方、私たちが資料を確認したところ在校生の資料にも不自然な記載がありました。
「私が課題の提出状況と筆跡を分析」「分析結果。障がいによる漢字記述困難」(教諭が作成した資料より)
教諭の分析結果として、障がい名と生徒の状態が書かれていました。
道教委に記載の経緯を問い合わせましたが資料には生徒の氏名がなく、教諭の記憶もあいまいで実際に障がいがあったかは確認できないと回答されました。
一方、2022年度に教諭が作成した資料では、生徒が登校できない状態を指して「行動障がい」と記載していました。
行動障がいは他人への攻撃や自傷行為など社会生活や心身の健康などに問題を引き起こす行動が続く状態を指します。
登校できないことは行動障がいに該当しません。
道教委は「言葉の定義を正しく理解せずに生徒の状態として表現したことは不適切」としています。
このほか根拠が確認できない病名や障がい名が書かれていた生徒が4人いました。
教諭は道教委にたいし生徒や保護者から聞いたうえで記載したと説明しています。
一方、道教委は4人は卒業していて保護者とも連絡がつかず、裏付けは確認できなかったとしています。
そのうえで、「すべての道立高校に対し生徒の個別の状況を記載した文書を作成する際には、生徒の様子を適切な表現で記載するよう周知徹底する」としています。


















