【札幌ススキノ首切断事件】「娘の犯意を強化した程度は限られたものだった」田村瑠奈被告の母・浩子被告に懲役6か月 執行猶予2年の有罪判決_一審判決は事実誤認…死体遺棄ほう助は不成立と判断(札幌高裁)
「娘の犯意を強化した程度は限られたものだった」
母親の一審判決を破棄しました。
ススキノのホテルで男性が殺害され頭部を持ち去られた事件で娘の犯行を手助けした罪に問われた母親に対し、札幌高裁は2月19日、懲役6カ月・執行猶予2年の判決を言い渡しました。
2023年7月、ススキノのホテルで男性が殺害され、頭部を持ち去られた事件。
母親の田村浩子被告は娘の瑠奈被告による死体遺棄と死体損壊を手助けしたほう助の罪に問われています。
一審判決を破棄し、大幅に軽い刑とした訳は…。
一審が認めた死体遺棄ほう助は事実誤認だったなどとして成立しないと判断。
さらに死体損壊ほう助についても、間接的なほう助にとどまるとして、母親の犯行への関わりは限定的だったと判断しました。
判決の大きなポイントとなったのが、死体遺棄が終了するタイミングです。
「おじさんの頭持って帰ってきた」(田村瑠奈被告)
耳を疑うような娘の言葉に浩子被告は、裁判でこう主張していました。
「頭部の存在に気付いたのは家に持ち込まれた後。とがめることができませんでした」(田村浩子被告)
札幌高裁は瑠奈被告が頭部を家に持ち込んだ時点で死体遺棄罪は終了していると判断。
浩子被告の行動は「ほう助」にはあたらないとしました。
そして、もう一つ罪に問われていたのが、娘の遺体損壊行為を手助けしたかどうか。
「私の作品を見て」(瑠奈被告)
瑠奈被告は損壊した遺体を作品と呼び、両親に損壊する様子をビデオで撮影するよう求めていました。
「助けを求める気持ちで夫に依頼しましたが、何を撮影したのかわからなかった」(浩子被告)
一審がほう助と認定したこの行為について、札幌高裁は実際に撮影した父親の修被告に比べ「娘の犯意を間接的に強めたにとどまる」として、大幅に減刑した判決を言い渡しました。
弁護側は、終始「無罪判決」を求めていて、高裁の判決を受け、上告する方針です。
そのうえで、一審の懲役1年2カ月執行猶予2年の判決を破棄し、懲役6カ月・執行猶予2年を言い渡しました。
弁護側は判決を受け、上告する方針です。
耐え難い要求に浩子被告は撮影を断り、夫の修被告に依頼します。
「撮影カメラマンするでしょ」(浩子被告)
依頼を受けてビデオを撮影したのは修被告ですが、浩子被告がどこまで関与したといえるのか。



















