『食』を通じて経済活性化を!“美食の街”スペインのサン・セバスティアン市の先進事例をセミナーで紹介_観光や映像分野などでも連携深め「魅力向上」へ〈北海道札幌市〉
札幌市と、世界一の美食の街とも称されるスペインのサン・セバスティアン市が、2025年9月に連携協定を締結したことを記念し12月12日、セミナーが開催されました。
「ガストロノミックエコシステムの構築~バスク・カリナリー・センターとガストロノミー・オープン・エコシステムの歩み~」と題したセミナーには、国際的な食の教育・研究機関「バスク・カリナリー・センター(BCC)」のプロジェクト「Gastronomy Open Ecosystem(GOe)」の責任者であるラケル・マーティン氏が招かれました。
人口約19万人のサン・セバスティアン市は、人口あたりのミシュラン星付きレストランが世界トップクラスで、高級レストランやバルが集結し、世界に「美食の街」として認知されています。
GOeは、食とガストロノミー分野のイノベーションや国際連携を推進するための拠点で、セミナーでは持続可能な食の実現や、食を通じた地域経済の活性化について先進的な取り組みが紹介されました。
札幌市は「美食のまち」を目指そうとプロジェクトを進めていて、サン・セバスティアン市を取り組みの参考にして臨んでいます。
札幌市経済観光局の坂井智則局長はサン・セバスティアン市が官民連携で「フードテック」に取り組んでいることを参考に、札幌市も食文化・食産業を発展させたいと意気込みを示しました。
両市は今後、食や観光、映像分野などで連携を深め、地域の魅力向上と国際交流の推進を目指します。
会場には大勢の参加者が集まり、両市の新たなパートナーシップに大きな期待を寄せていました。


















