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「人間が注意を続けられる期間が1週間。1週間経っても油断禁物。この間に備えを」後発地震注意情報が発令された今こそ冬の防災対策を―北海道大学の高橋教授に聞いた生き残る知恵

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UHB 北海道文化放送

 12月8日夜に続き、12日も地震が発生しました。後発地震注意情報も発表され、地震への警戒が続いています。

冬の災害に備え防災対策を

冬の災害に備え防災対策を

 いま知っておきたい防災対策を確認していきましょう。


 まず、水や食料などの備蓄品が足りているか確認すること。次に、倒れやすい家具を固定しておくこと。

 そして、すぐに避難できる準備も欠かせません。冬の寒さに対応できる防寒具は揃っていますか。

 さらに避難経路の確認も必要です。冬は雪道での避難となるため、危険な箇所を事前に把握しておくことが大切です。

北海道大学地震火山研究観測センター 高橋浩晃教授

北海道大学地震火山研究観測センター 高橋浩晃教授

 地震の備えについて、北海道大学・地震火山研究観測センターの高橋浩晃教授に話を伺いました。


 「地震は予知ができず、いつも必ず突然起こります。突然起こった時に慌てないための準備が大事です。年末になりますので、ぜひご家族で検討していただければ」と備えを呼びかけました。

 また、今回発表された「後発地震注意情報」について高橋教授は―

 「1週間経ったから地震が起こる可能性が下がるわけではない。人間が注意を続けられる期間がおよそ1週間であることから設定されているもので、1週間後も地震が起こる可能性はほとんど変わらない」と話します。

 「長い時間ずっと注意したり緊張することは人間には難しい。この1週間の間に集中的に準備や確認をしていただくことで、その後の期間も万が一の時の備えが十分できるのではないか」(北海道大学地震火山研究観測センター 高橋浩晃教授)

 いま一度、地震への備えを見直すことが求められています。


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