氷点下の中避難指示 えりも町で津波20センチ記録 大地震から4日 またも地震で生活に影響が 各自治体は避難の準備を強化 北海道
午前11時44分ごろ、青森県東方沖を震源とするマグニチュード6.9の地震が発生し、北海道では函館市や胆振の厚真町などで震度4が観測されました。
札幌でも震度3から2を観測し、北海道全域で揺れに見舞われました。
さらに気象庁は太平洋沿岸部中部に津波注意報を発表。
十勝の大樹町では避難指示が出されたほか、6つの町では自主避難所も開設され、日高の浦河町では氷点下の寒さの中、住民らが高台を目指し避難しました。
「夏に発生したカムチャツカ地震の時から(続いて避難している。)先日の地震でも家の本棚が崩れたのでこれから対策をしたい」(自主避難した男性)
えりも町庶野では午後0時35分、20センチの津波を観測。
これまで北海道内で地震や津波による被害やけが人は確認されておらず、午後2時すぎ津波注意報は解除されました。
青森県で震度6強の揺れを観測した地震からわずか4日。
日本海溝・千島海溝沿いで大規模地震の確率が高まっているとして「後発地震注意情報」が初めて出された中、再び発生した地震。
「新冠町では5つの自主避難所が24時間開設している」(狐野アナウンサー)
繰り返し発生する地震に各自治体の避難への準備も強化されています。
住民は備えを進めながらも不安がにじみます。
「(地震を受けて)ガソリンは常に満タンにしています。もっと大きい地震が来るのかと思うとちょっと心配」(新冠町民)
気象台は今後約1週間、同程度の地震の発生に警戒するよう呼び掛けています。



















