【ヒグマ被害】犬の散歩中の40代男性が襲われ右腕にケガ…「住宅街があることを考えて」緊迫の現場→ハンター出動も駆除には至らず→札幌市の担当者は「山に食料が不足していた」と指摘〈北海道札幌市〉

UHB 北海道文化放送

　札幌市西区の公園でクマに男性が襲われ、ハンターが出動しましたが駆除には至りませんでした。

　「ガサガサとそしゃく音がしたら（クマが）上にいるかもしれない」「住宅街があることを考えてほしい。バックレストがない方向には撃たない。自分の足をかじられても我慢して」（ハンター）

　9月27日午前8時40分ごろ山に入るハンターや警察。

　札幌市西区の平和丘陵公園で9月26日午後8時ごろ犬の散歩をしていた40代の男性がクマに襲われ、右腕をケガしました。

　「助けてくださいみたいな男性の声が聞こえた。動物が2頭（斜面を）上がっていくのが見えた」（住民）

　クマは親子で男性を襲ったのは親グマとみられています。

　27日はクマが見つからず、駆除することはできませんでした。

　「今回みた中で明確な痕跡はなかった」「山ぶどうとかコクワとか、ヒグマが食べるものが（山に）全然見当たらなかった」（札幌市環境局共生担当課 坂田一人課長）

　札幌市は今後の対応を検討するとしています。