【ヒグマ速報】クマ襲撃の恐怖「噛まれて引っ張られ茂みに」「声出し追い払おうとしたが…」死亡した男性の母親は「痛くて苦しかっただろう…かわいそうでならない」と悲痛の声―北海道福島町では4年前も犠牲者
7月12日、北海道南部の福島町の住宅街で男性がクマに襲われ死亡しました。
【画像更新】人がヒグマに襲われ亡くなった現場は…発生から一夜あけた町の様子をまとめました
警戒が強まるなか14日も住宅やスーパーにも出没、事態は緊迫しています。
「男性はここでクマに襲われました。そして奥の方にある笹やぶまで引きずり込まれたということです」(阿部空知記者)
12日未明、福島町三岳の住宅街で新聞配達をしていた佐藤研樹さん(52)がクマに襲われ死亡しました。
佐藤さんは近くのやぶの中に引きずり込まれその後駆け付けた警察やハンターなどに発見されました。
佐藤さんを襲ったとみられるクマは体長1.5メートルほど。
佐藤さんは全身を引っかかれさらに腹部を中心にかまれていたということです。
警察によりますと、佐藤さんは最初に襲われた場所から約100メートルの距離をクマに引きずられていたということです。
近くに住む男性は、声を出してクマを追い払おうとしましたが…
「クマが人間の上にかぶさるような形の状態が見えたので、すぐに声を出して追い払おうとしたんですが、全然逃げようともしない」(近所の男性)
クマに襲われた佐藤さんの母親は現場から救急車で運ばれる佐藤さんを確認したといいます。
母親はUHBの取材に応じ、「痛くて苦しかっただろうと思う。かわいそうでならない」と話しました。
佐藤さんが働いていた新聞販売店は…
「休まず毎日欠かさず来る真面目なところがあって大事な配達員でした」(なりた新聞販売所 成田雅人代表)
町内では警察やハンターが佐藤さんを襲ったクマを捜索しましたが、発見には至りませんでした。