【最新】ホタテ加工場タンク内で“有毒ガス”男性2人が倒れる…1人死亡1人意識不明の作業事故―40代男性の死因は“急性硫化水素中毒”と判明<北海道枝幸町>
5月15日午後、北海道北部の枝幸町でホタテ加工場のタンクを修理していた男性2人が意識不明となり、1人が死亡した事故で、解剖の結果、死因は急性硫化水素中毒だったことがわかりました。
この事故は15日午後1時50分ごろ、枝幸町新港町のホタテの加工場で「硫化水素が発生するところに男性2人が落ちた」などと消防に通報があったものです。
工場の中から意識不明の状態だった40代の男性作業員2人を消防が救助しましたが、1人が死亡していました。もう1人は意識不明の状態が続いています。
2人は修理業者で、汚水を貯蔵するタンクのポンプ交換で中に入り1人が倒れ、助けようとしたもう1人も倒れたということです。
現場周辺から有毒なガスが検知されていて、警察が当時の状況を調べていました。
警察によりますと、解剖の結果、死亡した男性の死因は急性硫化水素中毒だったことがわかりました。