PTA会費などに“約80万円”の使途不明金【北海道石狩南高校】学力テストの代金が足りず調査し判明…当時の担当者「適正にやっていた」高校が原因調べる
北海道石狩市の高校で、生徒・保護者から集めたPTA会費や模試の費用などに約80万円の使途不明金があることが分かりました。
使途不明金があったのは、石狩南高校です。
高校によりますと、2024年度に行われた学力診断テストの業者から4月に代金の請求がありましたが、残高が足りませんでした。
テストの代金などは事前に集めるため調べたところ、PTA会費なども含めた支出に約80万円の使途不明金があることが分かりました。
領収書などがなく使い道が分かっていません。
2021年度から2024年度までは、前の事務長が会計を担当していました。
前の事務長は退職していて「適正にやっていた。調査には協力する」と話しているということで、高校と北海道教育委員会が原因や他にも使途不明金がないか調べています。
会費は、各生徒・保護者から平均で年間約5万3000円を集めていて、生徒数は820人あまりのため年間の予算は4400万円ほどです。
生徒や保護者から新たに徴収する予定はないということです。