【北海道新幹線】九州から長さ150mのレール28本が出発 4日かけ列島2100kmを縦断し北海道へ…今までは短く切断して船やトレーラーで 今回は長いまま鉄道で 現地での溶接が省け乗り心地も向上
北海道新幹線のレールが九州から運ばれます。
今までは短く切断し船などが使われていましたが、今回初めて北海道まで長いまま鉄道で輸送されることになりました。
そのワケとは?
福岡県北九州市の黒崎駅を出発したのは、北海道新幹線の札幌延伸に使われるレールです。
長さ150mのものが28本。
これまでは25mごとに切断し船やトレーラーで運んでいましたが、北海道内の受け入れ態勢が整ったことなどから150mのまま鉄道で輸送することになりました。
現地で溶接する手間が省け、乗り心地も良くなるといいます。
4月18日午前、製造元がある北九州市を出発。
19日に大阪に入り、その後、関東を通過します。
20日には東北に入り、21日に青函トンネルを通過。
午後2時すぎに北海道南部の長万部駅に到着する予定です。
4日間かけ列島約2100kmを縦断。
レールは今後も製造が続き、約3年間に400本ほどが順次輸送されることになっています。
北海道新幹線の札幌延伸はトンネル工事が難航していることなどから、当初の2030年度末から遅れ、2038年度末以降となる見通しです。