“雪の重さ”で「洋服ダンスのドアが閉まらず…」ドカ雪の北海道の影響深刻 雪が絡む死亡事故も 危険ゾーンは“氷点下3℃から3℃”落雪対策に注意を
今シーズン初の積雪2メートル超のマチも
各地でドカ雪が続く北海道。留萌市の幌糠では1月10日に積雪が2メートルを超えました。また1月7日から8日にかけて81センチと統計開始以来、最も多く雪が降った小樽市でも市民生活に大きな影響が出ていました。
「白いでしょ。どれが雪かトラックかわからない。32歳からここにいるが初めて」(住民)
「(雪を)捨てる場所がなくて。裏はもう全然行けない、埋まってしまって(市には)排雪をしてもらいたい何回も」(住民)
「洋服ダンスが…」雪の重さで突然閉まらなくなったドア
連日の雪かきで疲弊する住民たち。こちらの住民は家の中にまで影響が…
「家の中で洋服ダンスの一部のドアが閉まらなくなった」
「Q・雪降るまでは閉まっていた?もちろんそうです。(冬は)これから大変です」(住民)
小樽市などによりますと、除雪車175台がフル稼働。遅れが相次いでいるバス路線を中心に除排雪を進めているといいます。
危険ゾーンは“氷点下3℃から3℃”落雪起きやすい気温に要注意
一方、雪の事故も…小樽市内の住宅では1月9日の夕方、この家に住む60代の女性が雪に埋まった状態で発見され、死亡が確認されました。落雪に巻き込まれた可能性があるということです。
雪が増えるこの時期、落雪や雪下ろし中の事故に厳重な注意が必要です。国交省によりますと、落雪が起きやすい気温は、氷点下3℃から3℃だということです。「軒下に近づかない」「危険な場所には立ち入れないようコーンなどで制限を」と注意を呼びかけています。