漁船が傾き水没…ドカ雪で除雪中の船長 極寒の海に転落しケガ―雪下ろしでバランス崩れたのが原因? “夏はウニ 冬はタラ”で有名な北海道積丹町の漁港
北海道西部、積丹町の美国漁港で1月9日、雪下ろし中の漁船が水没しました。大雪の重さに加え、除雪によりバランスが崩れ傾き、沈んだとみられています
水没したのは東しゃこたん漁協所属の漁船「侑進丸」(3.6トン)です。
小樽海上保安部によりますと、9日午後3時30分ごろ、約11メートルある漁船の左舷が傾き、船体のほとんどが海面下に沈みました。
船体には90センチ積もっていて、雪下ろしをしていた船長の20代男性が海に転落しました。
ライフジャケットを着用していて、付近にいた友人にすぐに救助されました。軽いケガで命に別状はありません。
搭載していた軽油700リットルの一部が海に流出しましたが、オイルフェンスで対策していて、油の流出が拡大する恐れはありません。
海保は除雪したことで、船体のバランスが崩れたとみて、沈んだ原因を調べています。