“先住民族の権利”を海外から学ぶ アイヌ団体がシンポジウム開催 北海道浦幌町

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 先住民族の権利を海外の事例から学ぼうと、北海道十勝地方の浦幌町で5月26日、国際シンポジウムが始まりました。

 「先住権としての川でサケを獲る権利」と題したシンポジウムは、浦幌町のアイヌ団体が開催しました。

 この団体は、アイヌが先住民族として川でサケを捕獲する権利があるとしていて、漁業権を回復した海外の事例を学ぼうと、アメリカやカナダ、オーストラリア、台湾などから先住民族や研究者8人を招きました。

 主催したラポロアイヌネイション 差間正樹 会長:「私たちの先住権を国も道も認めようとしていない。他の国ではどうやって闘ってきたのかいろんな情報をもらいたい」

 主催者は講演などで「全国の人が先住権を知るきっかけにしてほしい」としています。