【北海道の天気 4/21(木)】サクラもあわてる初夏の陽気 「500度の法則」を検証
2022年4月21日17:50
(菅井貴子気象予報士が解説) 午後6時00分現在
◆サクラ前線上陸
サクラ前線が、津軽海峡を渡り、北海道に上陸です。
松前町や函館市で、ソメイヨシノが開花しました。
平年より約1週間早い観測です。
札幌の標本木も、つぼみが膨らんいて、
あすには、開花するかもしれません。
なお、5~6輪の花が咲くことが、気象台の開花発表の基準です。
◆500度の法則
札幌のサクラは、3月1日から毎日の最高気温を足して、
500度に達すると開花することが、過去の統計上わかっています。
きょうの23.2℃を足すと、合計460度です。
開花まで残り40度ですが、今年は、500度を待たずに咲いてしまうかもしれません。
引き続き、見守って、検証をしていきますので、
あすのコーナーにも注目して下さいね。
◆10日間予報
週末にかけて、風の強い状態が続くでしょう。
あす夜は、雷雨のおそれがあります。
PM2・5の濃度も高いため、汚れまじりの雨になりますので、
傘をしっかりとさしましょう。
来週は、サクラが満開となりそうですが、
肌寒い日もあるため、美しい状態は長く楽しめるかもしれません。
◆ゴールデンウィークのワンポイント
去年の連休は、低温と雨続きでしたが、今年は一転して高温予報です。
期間中2日以上は、晴天が期待できそうです。
旭川や新ひだか町では、連休後半もお花見が楽しめそうです。