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FNSチャリティキャンペーン

2023年度 支援対象国:パキスタン・イスラム共和国

世界の子どもたちの笑顔のために

『FNSチャリティキャンペーン』は、フジテレビやUHBをはじめとする
FNS(フジネットワーク)系列
28局が主催するチャリティ活動です。
1974年から支援活動をスタートし、毎年支援国と
テーマを決定し、現地取材を実施。
その後1年かけて募金・広報キャンペーンを
実施しており、メインテーマ「世界の子どもたちの笑顔のために」のもと、
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)を通じて、
世界の子どもたちへの支援を続けています。
そして、2023年度のFNSチャリティキャンペーンの
支援国 は
【パキスタン・イスラム共和国】
決定致しました。

皆さまにご協力を頂いた募金は、ユニセフを通じて、
現地の子どもたちの支援に使われます。
皆様のご理解とご支援をよろしくお願いいたします。

募金方法

01
銀行振込

北洋銀行 本店営業部 普通 2167676 口座名「北海道文化放送FNSチャリテイ事務局」

北洋銀行の窓口でお振込手続きの場合、振込手数料が無料となります。

02
郵便振替

口座記号番号 02720-9-76473
北海道文化放送FNSチャリテイ事務局

03
現金書留

〒060-8527
札幌市中央区北1条西14丁目
北海道文化放送FNSチャリティ事務局

04
募金箱

<設置場所>
※募金箱設置場所 募集中!

UHB北海道文化放送 本社受付
(札幌市中央区北1条西14丁目)

募金箱の設置にご協力ください

募金箱の設置にご協力いただける店舗・会社・団体・イベントを募集しています。
ご協力頂いた店舗・会社・団体・イベントは、このホームページやテレビCM内で紹介されます。
募金箱設置についてのお問い合わせは、下記までお願いします。

▶北海道文化放送 総合コンテンツ局コンテンツデザイン部

2023年度支援国
「パキスタン・イスラム共和国」
について

パキスタンは南アジアに位置するイスラム国家で、インド、アフガニスタン、イラン、中国と国境を接しています。今日、パキスタンは世界第5位の人口を抱え、その45%が18歳以下の若者です。2021年のGDP成長率は6.5%で、マイナス成長を記録した2020年に比べ持ち直したものの、経済は依然として危機的状況にあります。

2022年のモンスーン期には、過去30年における平均降水量の3倍の雨が南部に降り、大洪水によって国土の3分の1が水没しました。国家非常事態が宣言されてから4カ月以上が経過した2023年1月時点でも、最大400万人の子どもたちが洪水によって汚染された水の近くで生活し、呼吸器疾患や、マラリアやデング熱など水を媒介とする感染症、重度の急性栄養不良に苦しんでいます。

パキスタンでは保健領域におけるケアの質の低さ、予防接種率改善の遅れ、栄養不良、ヘルスケアへのアクセスの不平等といった様々な課題を抱えており、新生児と妊産婦の死亡や疾病の原因となっています。5歳未満児死亡率は出生1,000人あたり65人、妊産婦死亡率は出生10万人あたり186人です。定期予防接種率は改善しているものの、地域によって大きな差が見られます。
同国では、6カ月から23ヶ月の子どものうち、最低限必要な回数の食事を摂取できているのはわずか3.6%で、農村部ではさらに低い割合となっています。5歳未満児の発育阻害と消耗症は乳幼児期の子どもの発達を脅かし続けています。

教育の領域では、同国で5歳から16歳の子どものうち、2,000万人以上が学校に通っていません。中退率も高く、特に中等教育の女子の間で顕著です。コロナ禍を機にこの状況はさらに悪化し、女子や貧困世帯、低学年の子どもたちを中心に、学習損失が深刻な問題になっています。コロナによる学習危機にさらに追い打ちをかけたのが、パキスタン史上最悪の被害をもたらした2022年の洪水です。2万7,000校の学校が損壊・破損し、200万人以上の子どもたちが学校に通えなくなりました。学校は学びの場であるだけではなく、子どもたちが保健ケアや心理社会的支援、予防接種を受けられる重要な場所です。学校の閉鎖期間が長引けば、子どもたちが学校に戻らなくなる可能性が高まり、児童労働や児童婚などの搾取や虐待のリスクが高まります。

パキスタン全土の学校は、2020年3月から22年3月の期間中、新型コロナウィルスの感染拡大により、64週間にわたって、完全あるいは部分的に閉鎖されました。学校閉鎖期間としては世界最長規模です。それから半年も経たないうちに起きた大洪水の被害により、子どもたちは再び学習の場から閉め出されることとなりました。電気やインターネットを含むインフラへの被害により、遠隔学習もほぼ不可能となっています。

  • ユニセフの支援1「栄養」

    生後6カ月から23ヶ月の子どものうち、パキスタンでは最低限必要な回数の食事を摂取できているのはわずか3.6%で、農村部ではさらに低い割合となっています。5歳未満児の発育阻害と消耗症は乳幼児期の子どもの発達を脅かし続けています。
    ユニセフは、パキスタン政府が栄養分野への取り組みを一層強化するよう働きかけを行っています。技術的支援等を通じて、栄養スクリーニング、重度の急性栄養不良の子どもたちの治療、微量栄養素の補給、乳幼児の適切な食事に関する知識の普及などを行っています。

  • ユニセフの支援2「保健」

    パキスタンでは、5歳未満児死亡率は出生1,000人あたり65人、妊産婦死亡率は出生10万人あたり186人です。定期予防接種率は改善しているものの、地域によって大きな差が見られます。
    ユニセフは、保健医療の改善に向けた政策や計画、制度が強化されるよう、様々な取り組みを行っています。ワクチンを保管・輸送するためのコールドチェーン機器の設置、病院施設内に女性スタッフによる24時間体制のワクチンセンターを設置することによる、新生児への予防接種促進、医療従事者や女性ヘルスワーカーの育成、重度の細菌感染症の治療、経口補水塩や亜鉛の提供などを通じて、子どもの命を守る活動を続けています。

  • ユニセフの支援3「教育」

    新型コロナウィルスによる学習危機にさらに追い打ちをかけたのが、パキスタン史上最悪の被害をもたらした2022年の洪水です。2万7,000校の学校が損壊・破損し、200万人以上の子どもたちが学校に通えなくなりました。学校は学びの場であるだけではなく、子どもたちが保健ケアや心理社会的支援、予防接種を受けられる重要な場所です。学校の閉鎖期間が長引けば、子どもたちが学校に戻らなくなる可能性が高まり、児童労働や児童婚などの搾取や虐待のリスクが高まります。
    ユニセフは、子どもたちの心身の健康を支援するため、心理社会的ケアや健康状態のチェックに関する教員研修を行い、清掃・洗浄や修復が行われた学校については、子どもたちの学校復帰や入学のための準備を進めています。