北海道でも「撮り鉄」線路ギリギリ接近 観光列車が"緊急停止"する事態に 「スミマセンもう近づきません」と男性立ち去る

事件・事故 社会

くしろ湿原ノロッコ号(資料:2020年)

 栃木県で寝台特急カシオペアを撮影しようと線路ギリギリまで近づいていた鉄道ファン、いわゆる"撮り鉄"3人組により、列車が緊急停止したことが問題となっていますが、北海道でも同じようなトラブルが発生しました。

 北海道東部の釧路町で6月8日午前、列車を撮影しようとした"撮り鉄"の男性が線路に近づきすぎたため、観光列車が緊急停止するトラブルがありました。

 

 緊急停止したのはJR北海道の観光列車で「くしろ湿原ノロッコ号」です。

 8日午前11時20分ごろ、釧路発塘路行きの列車の男性運転士が、釧路町の「遠矢駅」を通過してすぐの踏切付近で、線路と極めて近い距離にいる50代ぐらいの男性を発見。列車を緊急停止させました。

 

 運転士は列車を降りて声をかけたところ、男性は「すみません、もう近づきません」と言って、その場から立ち去ったということです。

 この影響で列車に6分の遅れがでました。乗客約170人にけがはありませんでした。

 JR北海道は「線路に近づいて撮影するのは危険なのでやめてほしい」とコメントしています。