希望していないのに「保険証登録」…マイナカードでトラブル サポート会場ーの担当者が"誤認" 札幌市
マイナンバーカードをめぐるトラブルが全国で相次ぐなか、札幌市は本人が希望していないにもかかわらず健康保険証の利用登録をしていた事案があったと公表しました。
札幌市によりますと6月3日、市内の「マイナポイント申込出張サポート会場」に来場した女性が健康保険証の利用登録を「希望しない」としていたにも関わらず、担当者が誤って登録しました。
この事業は札幌市が事業者に委託していたものです。
受付の担当者は女性の意向を確認。しかし、その後対応した"支援員"は健康保険証についての説明をする中で、女性が登録を希望していると誤って認識したということです。
手続きが終了したあと、確認のため「マイナポータル」にログインしたところ、健康保険証の利用登録がされていることが判明。女性から誤りを指摘されました。
札幌市は今後、厚生労働省へ利用登録解除の申し出を行う予定だということです。
市は「認識の相違が生じないよう、来場時に手続きの内容に係わる確認書を受領し、自身の意思による申請であることの確認を徹底する」としています。