看護学校 教員3人の"パワハラ"で男子学生自殺 北海道が謝罪…遺族は「許す気にはまったくなっていません」

社会

 桧山の道立江差高等看護学院で学生が自殺した問題。

 教員からのパワーハラスメントが自殺につながったと認定されたことを受けて、道は5月15日遺族に直接謝罪しました。

 道 地域医療推進局・岡本 收司 局長:「ご子息に対するハラスメントが確認された。誠に申し訳ございませんでした」
 深々と頭を下げた道の幹部。

 2019年、江差高等看護学院に通う男子学生が自殺した問題で、道の第三者委員会は3月、調査結果をまとめました。


学生が自殺…道が遺族に謝罪

 学生のリポートを提出期限より1分遅れたとして受け取らずに留年としたことや、侮辱的な暴言を行ったなど、教員3人のあわせて4件の行為をパワハラに当たると認定。「自殺との因果関係はあると考えられる」と結論付けました。

 遺族:「今すぐに先生たちを許す気にはまったくなってません。今回は3人の先生だけしか認められていませんが、小さいことを言ったら他の先生方もどうだったのだろう」

教員によるパワハラ"…

 道によりますと、教員3人のうち1人は退職、残る2人の懲戒処分を検討しているほか、3人とともに遺族への謝罪も調整中です。