30代で2度目の乳がんに・・・がんと共に「自分らしく」生きる
                            がんと診断された時、患者が直面する悩みは「治療」のことだけではありません。 
								仕事や結婚など「自分の人生とどう向き合うべきか」突きつけられます。 
								おととし出会った若年性乳がんと診断された30代の女性。去年の年末、2度目の乳がんが見つかりました。 
								2度のがんを経験したからこそ大切なものに気付いた彼女の生き方から見えたものとは? 
							
							
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                            がんになった人みんなが、桜田まな美さんの様にいつも前向きに生きられるわけではありません。 
							この3年間でUHB「がんを防ごう」にはたくさんのメールが寄せられました。 
							辛い胸の内を打ち明けて下さったメールもたくさんあります。 
							「3人に1人ががんで亡くなる。私はその1人なのか?」「結婚はできるのか?幸せになれるのか」 
							その世代、世代で様々な不安が渦巻き、なかなかトンネルから抜け出せずにいる方はたくさんいます。 
							
                            
                            でも、がんを経験したからこそ分かる家族や友人の大切さ、普通の生活のありがたさ、尊さ・・・。 
							がんを経験したからこそ、痛みを知り、人に優しく、強く生きられるんだということ。 
							そして、がんになってからの人生は自分次第で変えることができるんだと、取材を通して感じました。 
							そんな自分に勇気を持って「いいね」を押して下さい。 
							
						 
                        
							
							“胃がんリスク判定”で早期発見、撲滅へ!~胃がん予防の未来
                            「全国がん登録」という制度による初の集計結果が先月発表されました。 
                                2016年に新たにがんと診断された人の数は、部位別でみると大腸がんに次いで2番目に多いのが「胃がん」です。 
                                いま、日本人に多い胃がんを撲滅しよう!という動きが一気に加速しています。 
                                札幌市では今年1月から、胃がんになりやすいかどうか「危険性」を調べる「胃がんリスク判定」という新たな検査が始まりました。 
                                胃がんで命を落とす人を減らすために・・胃がん予防の未来を探ります。 
							
							
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                            今回、対象年齢である私も胃がんリスク判定を受けてみました。 
                                結果は3〜4週間程で郵送されます。私の判定結果は「A」でした。 
                                血液検査では「①ピロリ菌がいない」「②胃の萎縮なし」という判定です。 
                                胃がんになるリスクが低いのですが、胃がんになる可能性はゼロではありません。  
                                やはり50歳以上になったら胃がん検診を受診した方が望ましいと言えます。 
                                B以上の方は、必ず内視鏡検査(胃カメラ)とピロリ菌除菌治療を受けて下さい。  
                                内視鏡(胃カメラ)に抵抗ある方は多いでしょう・・・まずは気軽にできるリスク検査(血液検査)などを利用して危険性を知れば、積極的に納得して受けられると思います。 
							
                            
                            胃がんの98%の原因「ピロリ菌」 。 
                                高齢者ほど感染率高く、70代以上が一番高くて70〜80%、 
                                30代では15〜20%くらい(20代になると10%以下)と言われています。 
                                ピロリ菌がいるからといって「絶対に」胃がんになるわけではありませんが、除菌すればリスクを下げることは明らかです。 
                                ちなみに、対がん協会では、40歳以上に採血で「ピロリ菌のみ」の検査も実施しています。 
                                30代でも「家族に胃がん歴」など心配な方は是非相談して欲しいとのことでした。 
							
                            
                            最後にピロリ菌研究の第一人者、北海道医療大学・浅香正博学長に聞きました。 
                                ズバリ、胃がんを撲滅するためには? 
                                『自覚症状がなくてもピロリ菌検査を!  
                                陽性の場合は、内視鏡検査 をして除菌治療 をします。 
                                除菌後も定期的な内視鏡検査 を心がけて・・・』 
							
                            
                            胃がんで悲しむ人を一人でも減らすために・・後悔しないために・・ 
                                皆さん一人一人の正しい行動にかかっています。 
							
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							札幌市「胃がんリスク判定」  
                                対象年齢:札幌市在住の満40歳 
                                (2021年3月末までは42、44、46、48歳も受診可能) 
                                料金:北海道対がん協会・・・・900円 
                                   その他の実施医療機関・・1000円 
                            ・北海道対がん協会 札幌がん検診センター  
                             電話:011-748-5522 (予約専用) 
							
						 
                        
							
							ぜんそく、肺がん…「煙」が病気の種をまく?受動喫煙対策の今
                            他人のたばこの煙で、ぜんそくや肺がんなど健康を害する受動喫煙。 
                                今年7月、多くの人が集まる建物内を原則禁煙とする「改正健康増進法」が成立しました。 
                                2020年の全面施行に向けて、受動喫煙対策の強化が、いま厳しく求められています。 
                                喫煙率とともに、肺がん死亡率が全国ワースト1の北海道。 
                                母親のたばこの影響を受けた肺がん患者の切実な思い、そして、道内企業の受動喫煙対策、最前線に迫ります。 
							
							
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                            国の受動喫煙対策、2020年4月の全面施行を見据えて 
							来年からは道内の飲食店や施設、職場でも本腰を入れて取り組む所が増えます。 
                            例えば、札幌市円山動物園。 
                            来年2019年1月1日からは敷地内は全て禁煙 になり、現在3か所の喫煙スペースも撤去される予定です。 
                            札幌市円山動物園では「動物園は小さな子供もやって来る場所。これまで分煙でやってきたが、衣服などに付いた臭いからの3次被害を防ぐため、法改正を見据えて踏み切った」と話します。 
                            今回の法改正で、受動喫煙対策は一歩前進したと言えますが、飲食店や職場は「専用の喫煙室」を設ければ喫煙を認められますし、「小規模の飲食店」には例外を認めるなど、甘さも目立ちます。
							
                            
                            全国一高い喫煙率、肺がん死亡率も全国ワースト1の北海道。 
                            7月の北海道がんサミットでは「国よりも厳しい規制、道や札幌市独自の条例の制定が必要」との声が上がりました。 
                            北海道がん対策「六位一体」協議会はそれらの声をまとめた要望書を今月26日に道や札幌市に提出。 
							「2020年春までに受動喫煙防止条例を制定し、そのタイムスケジュールを示すこと」を求めました。
                 
                            
                            そして、大人に対する規制強化の一方で子供へのがん教育も大切になってきます。 
							この度、札幌市では子供たち向けのがん予防の合言葉を作りました。 
							 
							た ばこは多くのがんの原因 
							い やな煙は、健康の敵! 
							や すまず続けよう!適度な運動 
							き そく正しく、一日三食 
							す いみん大切、しっかり休もう 
							き っぱり断ろう!たばこの誘惑 
							頭文字を取って『たいやきすき』 と覚えて下さい。 
                             
							次世代に向けて吸わない子供を増やすことー 
							2020年の東京オリンピックパラリンピックというきっかけを活用して、 
							煙のない社会をどう作ってあげられるか…まさに今、大人たちに問われています。
							
						 
                        
							
							広がる保険適用!「ダビンチ」の未来は~ロボット支援手術最前線
                            最近、テレビドラマに登場し話題になった手術支援ロボット「ダビンチ」。 
                                道内では2011年から導入され始めたダビンチによる手術は、繊細で緻密な操作ができるのが特徴で、「患者の体に優しい手術」です。 
                                今年4月からは、肺がんや直腸がんなどにも一気に保険適用の範囲が広がりました。 
                                果たして、医療現場に変革をもたらすのか?ロボット支援手術の未来に迫ります。
                            
							
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                            現時点では、ロボットが最初から最後まで全自動で手術をしてくれるわけではありませんが、 
                            札医大病院の渡辺医師は「今後、AIの搭載で、手術の大部分をロボットの頭脳がやってくれるような時代が来る」と話します。しかし、外科医が必要なくなる訳ではなく、必ず最後には「人の判断」が介入。ロボットは、人間の手では不可能な難しい手術を可能にしてくれる「武器」であり、共に命を救う「相棒」なのかもしれません。 
                            90年代の湾岸戦争をきっかけにアメリカで誕生した「ダビンチ」ですが、最近では 
                            国産ロボットの開発、商品化も進んでいて、さらにロボットが多くの病院に普及することも予想されます。
							
                            
                            現在、道内では16の医療機関で「ダビンチ」を導入しています。 
                            手術に保険が適用 されるがん は、これまでの前立腺がん、腎臓がん に加えて 
                            【今年4月から】 
                            肺がん、直腸がん、食道がん、胃がん、膀胱がん、子宮体がん、縦隔悪性腫瘍 
                            
                            
                            しかし、上記のがんならば全ての患者が受けられる訳ではありません。 
                            ① 腹腔鏡や胸腔鏡の「内視鏡手術」の適用であることが条件 
                            ② 腫瘍の位置や大きさ、進行度合などによって適さないケースも。 
                            ロボット支援手術を希望する場合は、まず担当の医師に相談、「自分に適切な方法は?」 
                            手術のメリットデメリットなど詳しく説明を受けた上で選択することが大切です。
                            
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							・ロボット支援手術 
                             札幌医科大学附属病院  
                             ホームページ:http://web.sapmed.ac.jp/hospital/ 
							
						 
						
                        
							
							広がる選択肢「乳房再建術」のいま~心身共に自分らしさを取り戻す
                            日本人女性の11人に1人がなるという「乳がん」。 
                                乳がんで女性らしさの象徴である「胸の膨らみ」を失ったら・・・ 
                                命は助かってもその喪失感は計り知れません。 
                                そうした中、手術で損なわれた乳房を「再建」する女性がここ数年で急増しています。 
                                「乳房再建術」の今・・笑顔を取り戻す現場を訪ねました。
                            
							
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                            以前、取材した8年前と今とでは、乳房再建を取り巻く環境が大きく変化していて驚きました。 
                            一方で、札幌と地方のマチでは、医療の格差が存在。 
                            また、乳房再建に対する社会の理解はまだ遅れていて、「美容整形」と捉えられ、「再建術のために仕事が休めない」「家族に反対されて受けられない」などという患者さんも意外に多いと言います。
							
                            
                            もちろん再建しない人生の選択もあります。 
                            でも実際に再建した方の自信に満ちた笑顔を見ると、「当たり前にあるもの」がどれだけ尊いか・・改めて感じました。 
                            札幌道都病院・形成外科の江副京理医師が行った手術の最高齢は78歳。乳房を取り戻したい気持ちに年齢は関係ありません。
                            
                            
                            乳房再建の体験者であるNPO法人E-BeCの真水美佳さんのお話。 
                            「乳房再建までが乳がんの治療。もし胸を失うことがあっても、再建する方法があるということを多くの女性たちに、がんになる前から知っておいて欲しい」
                            
							情報メモ
							
							・NPO法人E-BeC / 東京  
                            ホームページ:http://www.e-bec.com/aboutebec 
                            検索「イーベック 乳房再建」
							
                            
							・札幌道都病院 形成外科 / 札幌・東区  
							電話:011‐731‐1155 
                            ホームページ: http://www.doto.org/top/index.php
							
						 
                        
						
							
							患者に寄り添うピアサポーター~医師や家族でもない「がん友」がいる居場所
                            がんになると、患者は体のことだけでなく、生き方や生活のことなど様々な悩みを抱えます。 
                                そんな時、寄り添ってくれる「ピアサポーター」という存在をご存じでしょうか? 
                                ピアというのは「仲間」。 
                                同じくがんの経験をした立場で、患者を支える人たちです。 
                                今年から、北海道がんセンターでは道内の病院では初めて2人のピアサポーターが働いています。 
                                病院でも家でもない・・・患者が本音で語れるもう1つの「居場所」に密着しました。
                            
							
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                            私は、8年前に母親ががんになった時、同じ体験をしているがん患者のブログを探しました。 
                            治療の情報と言うよりも、「母だけじゃないんだ」という安心感を求めて。 
                            母親は病院で「がん友」と出会い、辛い抗がん剤治療を共に励まし合い、共に闘い、乗り越えました。母曰く「寝食共にし気持ちを分かち合い、絆は親戚以上」だと。 
                            私も母と共に闘ってくれた「がん友」に何度救われたか分かりません。
							
                            
                            ただ最近は、がんの種類によっても違いますが治療技術の進歩で、入院期間が短くなり「がん友」に出会う前に通院となるケースもあります。 
                            医師にも聞けず、心配かけまいと家族にも話せない・・・孤立してしまう患者も少なくないのです。 
                            だからこそ、治療が一区切りついた後こそピアサポーターの様な存在が重要なのではと思いました。
                            
                            
                            北海道がんセンターでは今後、ピアサポーターの養成も行う予定で、全道へ取り組みを広げていきたいと考えています。 
                            生存率が上がり、がんは治る病気になりつつありますが、やはり診断された時のショックや悲しみ、闘病の辛さは計り知れません。 
                            もし、1人ぼっちで悩んでいたらー 
                            最初の一歩は少し勇気がいるかもしれませんが、ピアサポーターとお話することから始めてみませんか?そこに仲間が待っています。
                            
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							・北海道がんセンター「がん相談支援センター」  
							電話:011‐811‐9118 
                            面談:1階正面玄関入ってすぐ右手「がん相談支援センター」へ 
                            メール:peersupport@sap-cc.go.jp
							
						 
                    
						
							
							生存率80%へ!すい臓がんを「ステージ0」で発見~早期診断プロジェクトとは?
							医療の進歩でがん全体の生存率が向上する一方で、「すい臓がん」の5年生存率は約9%。 
                            発見時には進行しているケースが多く、「すい臓がん」と診断とされただけで悲観的になるのが現実です。 
                            そんな中、すい臓がん死亡率が全国トップレベルの道内で「すい臓がん早期診断プロジェクト」が立ち上がりました。 
                            「ステージ0」で発見する!すい臓がんで亡くなる人を減らすために動き出した希望の光に迫ります。
                            
							
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                            すい臓がんは見つかったら「助からない」というイメージが先行していますが、ステージ0やステージ1の患者さんや、 
                            長生きできる患者さんが、少しずつですが増えているのも事実です。 
                            ただ、大腸がんの便潜血検査や内視鏡検査、胃がんのピロリ菌検査や内視鏡検査のように、 
                            すい臓がんは「この検査をすれば早期発見できる」「死亡率が下げられる」 
                            有効性が確認された簡単に受けられる「決まった方法」がありません。 
                             
                            では、すい臓がんをどのように攻略すれば? 
                            十勝の早期診断プロジェクトでは、地域の「かかりつけ医」の普段の診療の中で 
                            すい臓がんになるリスク(危険因子)が高い人を、広く地道に見つけ出そうとしています。 
                            
                            	【すい臓がん早期発見チェックリスト】 
                            	□すい臓がんの家族歴 □急性膵炎・慢性膵炎 
                            	□糖尿病の急速な悪化 
                            	□内視鏡での原因不明の上腹部・背部痛 
                            	□すいのう胞 □すい管拡張 など・・・
                            
                            1つでも該当するリスクがある場合は「症状がないうちに」、専門の病院で詳しい検査を受けるよう紹介されます。
                            「症状がないうちに」がポイントです。
                            すい臓は沈黙の臓器。でも怖がらずに自分から積極的に耳を傾ければ必ずサインがあるはずです。
                            斉藤さんのように「早く見つけることができれば、決して怖い病気ではない!」と普通に言える時代が来るように、まずはすい臓がんについて正しく知り、リスクと向き合い、自分の体を守っていく必要があります。
							
							
情報メモ
							
							・手稲渓仁会病院  
							http://www.keijinkai.com/teine/ 
                            ・帯広厚生病院 /帯広市  
                                電話:0155-24-4161 
                                http://www.dou-kouseiren.com/byouin/obihiro/
							
						 
						
							
							がん患者の“幸せな”人生の選択~緩和ケアと共に生きる
							
                            みなさんは「緩和ケア」にどんなイメージを持っているでしょうか? 
                            手の施しようのなくなった終末期のケア、医療用麻薬で中毒になる・・など 
                            誤解されることも少なくありません。 
                            希少がんの一つ「後腹膜肉腫」と診断され、全身に無数の肉腫を抱えながらも、毎日を生きる札幌の女性がいます。彼女が選んだ「幸せ」とは? 
                            緩和ケアと共にがんを生きる・・がん患者からのメッセージです。
                            
							
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                            平馬さんの口からは何度も何度も「生き抜く」という言葉が・・。 
                            たとえ「命の限り」があっても、 
                            「死ぬために、生きているんじゃない」 
                            「生き抜くために、生きるんだ」 
                            そんな平馬さんの生き方は、いま暗闇で苦しんでいる人たちの光になることでしょう。 
                            医療の進歩で私たちは、「がんと共に生きる」時間が長くなってきました。 
                            1日1日を大切に「生き抜く」ためにサポートしてくれるのが緩和ケア。 
                            緩和ケアは、終末期だけではなく、「がんと診断された時から」必要に応じて行われることが推奨されています。 
                             
                            医療の進歩で私たちは、「がんと共に生きる」時間が長くなってきました。 
                            1日1日を大切に「生き抜く」ためにサポートしてくれるのが緩和ケア。 
                            緩和ケアは、終末期だけではなく、「がんと診断された時から」必要に応じて行われることが推奨されています。 
							
							情報メモ
							
                            ・在宅緩和ケア診療所・ホームケアクリニック札幌/札幌・白石区  
                                電話:011-867-6770 
                                http://homecare-sapporo.com/ 
                                
                            ・ピアサポーター(平馬さとみさん)による相談  
                                場所:エルプラザ2階/札幌・北区 「キャンサーサポート北海道」事務所 
                                日時:月曜日(第2~第4) 午前10時半~午後2時半まで 
                                ※前日午後6時までに要メール予約  kishogan@cancersupport.jp 
                                
                            ・がん体験記をまとめた『北海道でがんと共に生きる』  
                                購入先:出版社「寿郎社」doi@jurosha.com (Amazonなどのネット書店からも購入できます) 
							
						 
                        
						
							
							人生に寄り添う「臨床宗教師」~ある緩和ケア病棟の1日
							
                            がんになった時、患者はがんによる身体的苦痛だけではなく、「心の痛み」も伴います。 
                            そんな中、東日本大震災をきっかけに養成が始まった「臨床宗教師」が道内の医療現場で、死と向き合うがん患者たちを支えています。 
                            苦しみや悲しみを抱える人々に寄り添う「臨床宗教師」の魂のケアとは? 
                            旭川の緩和ケア病棟の1日を追いました。
                            
							
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                            特別なケアを施すというよりは、患者を1人の人間として捉え、思いを共有して、「人生の意味」を探しに行く旅の様にも見えました。 
                            「なぜ死ななくてはならないのか」などといったスピリチュアルな痛み、死生観についての悩みは、医師や家族にも言いにくいもの。 
                            「生と死」を受け止めてくれる宗教者だからこその存在は大きいのかもしれません。現在、道内の臨床宗教師は、少しずつ増えて7人。 
                            3月には、資格化されることになり、日本臨床宗教師会が資格認定制度を始めます。 
                            これから更に高齢化が進み、「多死社会」死と向き合う機会が、確実に増える中、地域の様々な場で、医療者や福祉に関わる職種と臨床宗教師が連携した、「心の痛み」に対応できるケアが広がっていくことが期待されています。
							
							情報メモ
							
                            ・慶友会 吉田病院 緩和ケア病棟/旭川市  
                             電話:0166-25-1115 
                             http://www.keiyukai-group.com/yoshi-hp/ 
                            ・北海道東北臨床宗教師会  
                             https://www.ht-rinshu.com/ 
                            ・日本臨床宗教師会  
                             http://sicj.or.jp/
							
						 
						
							
							変わる!がん治療~期待の「免疫チェックポイント阻害剤」の実力は
							
                            手術、放射線、抗がん剤に続く「第4の治療」といわれる「免疫療法」。 
                            長年様々な研究が行われてきましたが、治療効果があることが科学的に証明された方法はほとんどありませんでした。 
                            そんな中、免疫療法に画期的な薬が登場…それが、「オプジーボ」や「キイトルーダ」という「免役チェックポイント阻害剤」です。抗がん剤とは全く違う仕組みで、「免疫細胞」の「がん細胞に対する本来の攻撃力を取り戻す」新しい薬です。その劇的な治療効果が反響を呼ぶ一方で、リスクや課題も…。がん治療を変える!期待の「免疫チェックポイント阻害剤」を検証します。 
                            
							
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                            治療費はいまだ高額にも関わらず、対象となるがん患者の約2割にしか効かないという現実。 
                            今後の免疫チェックポイント阻害剤の課題は… 
                             
                            ①	事前に薬が効く人、効かない人をどう見分けるのか? 
                            ②	効果が出た場合、いつまで治療を続ければいいのか? 
                            ③	副作用がでる人をどう見分けるのか? 
                             
                            確実に予測できる方法の確立が急がれます。 
                             
                            一方、現在、様々ながんに対して臨床試験が行われていて、今後、乳がん、大腸がん、食道がんなど、ほぼ全てのがんに広がっていくと言われています。 
                            また、免疫チェックポイント阻害剤と抗がん剤や放射線、他の免疫療法などを組み合わせる「併用療法」の研究も進んでいて、いまよりも、効果の出る患者さんの割合を増やすことができるのでは?と期待されています。
							
							情報メモ
							
                            ・悪性黒色腫(メラノーマ)について 
                             国立がん研究センター希少がんセンター 
                             希少がんホットライン 電話:03-3543-5601 
                            ・免疫療法についての正しい情報 
                             国立がん研究センター がん情報サービス 
                             https://ganjoho.jp/public/index.html 
                            ・免疫チェックポイント阻害剤 治療について 
                             NTT東日本札幌病院 
                             電話:011-623-7000 
                             http://www.ntt-east.co.jp/smc/
							
						 
						
							
							仕事も結婚も・・自分らしく生きる!~がんと向き合うAYA世代
							
                            これまで「働く世代」や「子育て世代」など、世代別に患者が抱える悩みを探ってきました。今回は、「AYA(アヤ)世代」のがんについて。 
                            AYAとは英語の「思春期 と若年成人 」 
                            「A dolescent and Y oung A dult」の頭文字を合わせた言葉で、15歳~39歳 までを指します。 
                            この世代のがん罹患者は少ないのですが、子ども医療費の助成は15歳くらいまで(自治体によって異なる)、介護保険の給付は40歳からと、社会的支援が手薄になる時期です。さらに、進学、就職や結婚、出産など、人生の転機 が次々と訪れる時に、がんと宣告されたら? 
                            あるAYA世代の女性の生き方です。
                            
							
                            	VIDEO 
							
                            
                            取材中、とても印象に残った言葉があります。 
                            「がんになった事実は変えられない。でもそこから新たな人生設計をして幸せに歩いてゆける道があるんだ…」(PinkRing代表の御舩美絵さん) 
                             
                            国はこの秋、第3期がん対策推進基本計画の中に初めて「AYA世代の対策」を盛り込み、支援体制づくりをしていく方針です。 
                            そして、AYA世代の若い患者さん同士が、気軽に悩みを打ち明けられる場所づくりもいま進んでいて、「Pink Ring北海道」の立ち上げも検討中です。 
                            「1人じゃないよ…」そんな輪は、いま大きく広がっています。
							
							情報メモ
							
                            ・若年性乳がんサポートコミュニティ「Pink Ring(ピンクリング)」  
                             ホームページ:http://www.pinkring.info/ 
                             Facebook:https://www.facebook.com/pinkring.japan
							
						 
						
							
							煙から家族を守る!『受動喫煙』の怖さ知ってますか?
							
                            他人のたばこの煙を吸わされる「受動喫煙」。 
                            2020年の東京オリンピックパラリンピック開催まで、1000日を切る中 
                            受動喫煙対策の強化が迫られています。 
                            喫煙率、肺がんの死亡率が全国で最も高い北海道。 
                            煙から「家族」を守るために…知っておきたい「受動喫煙の怖さ」とは?
							
							VIDEO 
							
                            JR札幌病院の佐藤医師は観光客から、「道民は非常に喫煙に寛容。たばこを吸っていることに対して受け入れる気持ちが強い」という話を聞くそうです。 
                            まずは、吸う人も吸わない人も「煙を吸うことで病気になるんだ」ということを正しく認識することが、受動喫煙防止の第一歩です。 
                            その上で、社会のルール作りが必要ですが、国の対策は大幅に遅れています。 
                            政府は、第3期の「がん対策推進基本計画」を閣議決定しました。焦点となっていたのは「受動喫煙ゼロ」とする目標。 
                            しかし、受動喫煙対策を強化する「健康増進法」の改正案の目途が立たず、目標を盛り込むことを断念しました。政府は改正案がまとまり次第、目標を計画に追加する方針です。 
                            誰のための、何のためのルールなのか… 
                            国民1人1人の健康を守るルール作りが急がれます。
							
							情報メモ
							
                            ・禁煙外来 
                             つちだ消化器循環器内科  
                             電話:011-640-5532 
                             http://www.lovely.jp/tsuchida-clinic/ 
                             http://nttbj.itp.ne.jp/0116405532/index.html 
                             
                             JR札幌病院  
                             電話:011-208-7150 
                             http://www.jrsapporohosp.com/
							
							札幌市がん対策普及啓発キャンペーンからのお知らせ
							
                            事業所向け特別講演会「がん対策を支える職場づくり」  
                            JR札幌病院 佐藤医師の講演「事業所におけるたばこ対策」など 
                            日時)11月6日(月) 14時~16時半 
                            会場)アスティ45ビル 16階 ACU-A 大研修室1606 
                            参加費)無料  定員)先着150名 
                            申込み メール kouen@procomh.co.jp FAX  0155-20-2626
							
						 
						
							
							子育て世代のがん~支援の「盲点」親子への心のケア
							
                            まだ幼い子供たちを残して、乳がんのため亡くなったフリーアナウンサーの小林麻央さん。麻央さんと同じ様に18歳未満の子供がいる「子育て世代」でがんと診断される人は年間およそ5万6000人と推計されています。 
                            その数は増加傾向にも関わらず、「子育て世代の患者への支援」は見過ごされてきました。「周りに言い出せない」、そして「子供にどう伝えればいいのか」… 
                            子育て世代の苦悩に迫ります。
							
							VIDEO 
							
                            患者だけではなく、がん検診を受診する際ですら小さい子供がいるお母さんにとっては大変なこと。 
                            子供の病院には行っても、自分の病院からは足が遠のいてしまいがち…結果、がんの発見が遅れてしまうかもしれない。 
                             
                            受診時や緊急時に預かってもらえる「院内保育の整備」や遠方から通う際の「通院費助成制度」など、金銭面も含めて国や自治体の「子育て世代」へのきめ細かいフォローが必要です。 
                            子育て世代のがん患者は増加傾向。がんになっても安心して治療と子育てができる支援体制づくりが急務と言えます。 
                             
                            そして、「がんになった父親や母親が、気軽に子供のことも相談できるような場所が医療現場でも増えていって欲しい」と話す、チャイルド・ライフ・スペシャリスト安達さんがいる手稲渓仁会病院では、子育て世代のがん患者サロン「さくらんぼ会」を開催しています。 
                            家族のこと子供のことは誰にも言えない…という子育て世代の患者さんが多いのも事実。1人で抱え込まず、VTRでご紹介した「ラクシア」の様な子育て世代のがん患者の会などに気軽に相談してみることも大切です。
							
							情報メモ
							
							・若い世代や子育て世代のがん患者のための「Luxia ラクシア」  
                             https://www.facebook.com/luxia.hmni 
                             【問合せ先】ラクシア 滝澤ひとみさん 
                             luxia.hmni@gmail.com 
							・チャイルド・ライフ・スペシャリスト 安達梓さん  
                             手稲渓仁会病院(子育て世代のがん患者サロン「さくらんぼ会」) 
							 http://www.keijinkai.com/teine/
							
						 
						
							
							あなたのがん『血液1滴』で見つけます~超早期がん検査最前線
							
							内視鏡やCTなど診断機器や技術の進歩により、がんは昔より比較的早期に発見できるようになりました。 
							しかし、いまだ検診受診率は全国平均で30%?40%台と低く、早期発見につなげ死亡を減らすことは大きな課題です。 
							そんな中、注目を集めているのが「血液」 でがんを早期発見 。 
							一回の採血で13種類のがんを発見する新しい検査の臨床研究が始まりました。 
							次世代「血液」検査の未来に迫ります。
							
							VIDEO 
							
							東京・国立がん研究センター研究所で行われている「マイクロRNA」検査は3年後を目途に、 
							自由診療の枠組みで料金2万円程度で実用化を目指します。 
							検診の前段階の検査 という位置付けで、この血液検査で「がんのハイリスク」と判定されても、やはり診断の確定 には、 
							従来通りの精密検査が必要になります。 
							 
							多くの方は「早く、がん検診として保険診療で受けられれば、もっと早期発見できるのに…」と思うかもしれません。 
							 
							でも、がんを早く見つけることはメリットだけではありません。 
							実は、早期がんの中には「一生症状の出ないもの、進行が遅いもの」もあります。 
							たとえ超早期に見つけても「余計な不安を与えてしまう」といったデメリット もあることを忘れてはいけません。 
							そして、国が推奨する「がん検診」とは、「検診を受けることによって死亡率が下がった」ことが証明されています。  
							ですから、現段階では血液検査は「がん検診に代わるもの」ではありません。 
							 
							ただ、いくつものがん検診を受けなくても1回の採血で効率良く、 
							複数のがんのリスクを見つけることができるというのは間違いありません。 
							血液検査の実用化によって、早くリスクを知ることができると従来の検診受診率が上がることも期待されています。
							
							情報メモ
							
							・「マイクロRNA」臨床研究 
							 国立がん研究センター研究所(東京・中央区)  
							・「アミノインデックス」検査 
							 さっぽろ北口クリニック(札幌・北区)  
							 問い合わせ 電話:011-709-1131 
							 http://www.teishinkai.jp/skc/
							
						 
						
							
							ウィッグで笑顔を取り戻す!~心を癒す「外見ケア」
							
							がんになった時、治療のことだけでなく、お金や仕事のこと、様々な悩みが押し寄せます。 
							そして「外見の変化」も大きなストレスに。中でも、想像以上にショックを受けるのが、抗がん剤治療などによる「脱毛」です。 
							国立がん研究センターが行った抗がん剤治療の副作用の苦痛度調査(2009年)によると、「頭髪の脱毛」は男性では18位ですが、女性では1位。 
							髪や眉が抜け落ち、別人の様に変わってしまう不安…そんな患者たちが上を向いて闘えるように!笑顔を支える「外見ケア」とは?
							
							VIDEO 
							
							国立がん研究センター中央病院には、2013年「アピアランス支援センター」が開設。 
							治療に伴う外見変化に対処し、「がん患者が自分らしく生活できるよう支援すること」が目的です。 
							医療の進歩により、がん生存率が上がり、また仕事しながら通院する患者も増加。 
							こうした背景から、がん患者のアピアランス(外見)に対する意識が強まり、ケアの重要性も少しずつ認識され始めています。 
							 
							もともとはアメリカで行われていたヘアドネーション。 
							多くの有名人も髪を寄付するなど、いま国内でもブームになっていています。 
							夏休みの自由研究として取り組む小学生も。 
							ブームになるのはとても素晴らしいことですが、髪の寄付も脱毛など外見のケアも「当たり前の様になるのが理想」だと、取材した美容師や医師は話します。 
							 
							ただ、全員がウィッグやケアが必要な訳ではありません。 
							高齢の患者さんは、帽子で十分という方もいます。 
							「その人がその人らしく、普通に生活を送れるよう」 
							周りが理解することも大切な外見ケアの1つなのかもしれません。
							
							情報メモ
							
							・脱毛相談・ウィッグカットなど 
							 美容室 アウル(札幌・西区琴似)※水曜日は病院訪問 
							 http://www.owl-matsu.com/ 
							 
							・ヘアドネーション 
							 NPO法人Japan Hair Donation & Charity(通称 ジャーダック) 
							 https://www.jhdac.org/index.html 
							 
							・ヘアドネーション賛同美容室 
							 美容室 アトリエ ジジ(札幌・北区新琴似) 
							 http://www.atelierzizi.com/shopinfo/ 
							 ヘアサロン エクス(札幌・中央区)
							
						 
						
							
							がんになっても働けますか?②~No moreがんハラ!働き方改革はいま
							
							医療の進歩により生存率が向上し、がんと共に「働く」時代へ。 
							仕事をしながら通院するがん患者は、全国で約32万5000人に上ると推計されています。 
							しかしその一方で、解雇や退職を迫られる「がんハラスメント」に悩む患者も・・。 
							治療と仕事を両立するため、社会はどう変わらなければならないのでしょうか?
							
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							がんなどで社員が退職することになった場合は、社員が持つ経験やノウハウを失うことに。 
							少子高齢化で労働人口が減る中、恵庭建設は「社員が働きやすい」環境を作ることは、新たに人材を雇うよりもメリットがあると考えています。 
							 
							ただ、病気の社員を雇うと企業の負担は増えます。 
							例えば東京都では、今年度から企業ががん患者を雇用しやすいよう「助成金」の支給を行っています。 
							また、産休や育休後の「時短勤務」は育児休業法で法律化されていますが、がんにはありません。 
							がん患者にも育児並みの対策を求める声も上がっています。
							
							
							 
							そんな中「企業が今から出来ることは?」 なんなのでしょうか? 
							社労士の市村通乃さんに聞きました。 
							 
							社員と企業のコミュニケーション が第一! 
							がんは手術して終わりではない。 
							通院もあれば体調が再び悪化することもある。 
							継続 して話し合うことが重要です。
							
						 
						
							
							がんを防ごう特別編~乳がんから命を守るためにできることは?
							乳がんを公表してから、およそ1年。 
							フリーアナウンサーの小林麻央さん(34)が闘病の末、亡くなりました。 
							日本人女性の11人に1人がなると言われている乳がん。 
							今だからこそ知ってほしい…私たちが「乳がんから命を守るため」にできることとは?
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							基本的に乳がん検診は、40歳以上、2年に1回のマンモグラフィー検査が推奨されています。 
							自営業だったり、職場で検診を受ける機会がない主婦などは、検診から遠ざかりがち。 
							そういう方のために、「自治体による乳がん検診」があります。
							
							【どうやって、どこで受けられるのでしょうか?~札幌市の場合~】  
							毎年、40歳の女性を対象に「乳がん検診無料クーポン券」 が送付されます。40歳の方はこのクーポンを使って無料で検診を受けることができます。 
							それ以降も、検診費用を補助してくれます。 
							40歳以上の女性は偶数の歳 に、 
							●北海道対がん協会 札幌がん検診センター…1300円 
							●指定の医療機関…1800円 
							(詳しくは札幌市のホームページで確認できます) 
							さらに今年度から変わったポイント! 
							補助の対象ではない奇数の歳の方も、「直前の偶数の歳」に検診してない場合は補助を受けられます。  
							例えば・・今年45歳の方でも、44歳の偶数の歳の時に検診を受けていなければ低料金で受けることができます。 
							 
							様々な情報が飛び交う中、いたずらに、乳がんを恐れるのではなく、普段から自己検診し、定期的に検診を受け意識を高めることが大切です。
						 
						
							
							がんになっても働けますか?①「治療と仕事の両立」患者の叫び
							受動喫煙対策について話し合う自民党の会合で、議員からの「がん患者は働かなくていい!」という発言に波紋が広がりました。 日本では年間で新たに約86万5000人ががんと診断され、そのうち約3割が「働く世代」。 医療技術の進歩により生存率が向上し「がんと共に働く時代」になっています。しかし、その一方で、「治療と仕事」を両立できない難しさも。がんになっても働けますか?患者たちの心の葛藤に迫りました。
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							仕事は生活費や治療費のためだけじゃない、その人の「生きがい」。バリバリ働いてきた働く世代のがん患者にとって突然「社会から断切される」ことの辛さ、失望感は計り知れません。仕事を続けるために患者はどう行動すれば?
							【がんになった時どうする?患者心構え3カ条】  ① 「がんになったから働けない」という先入観を持たない! ② 病気について事業者に相談。対等な立場で希望を伝える。 ③ 就業規則の「休職」のところを確認。こまめに事業者と連絡を取る。 とにかく1人で悩まないことが大切です。 就労支援窓口や医師や看護師、社労士に相談する方法も。
							情報メモ
							・斗南病院(札幌・中央区)  「がんサロン」毎週火曜日 第4火曜日のテーマは「働く」 ・ハローワーク札幌東(札幌・豊平区)  「長期療養者相談窓口」※要予約 がん患者などの就職支援を行う
						 
						
						
							
							子供から大人へ・・地域を変える!予防の切り札「がん教育」
							
						 
						
							
							36歳で「卵巣がん」サバイバーになりました~沈黙のがんが教えてくれたこと
							初期の段階では症状がなく、進行が早いため「沈黙のがん」「サイレントキラー」と呼ばれる「卵巣がん」。 そんな卵巣がんから自分の体を守るためには、どうしたらよいのか? そして、がんになった時どう向き合っていけばいいのか? 36歳で「卵巣がん」と告知されたある女性の生きる道を追いました。
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							「がんになっても私は私…」 安住さんは、まだ悩むこともあると言いますが、堂々と歩む姿は、同じ境遇の方に希望を与えます。 私の母も7年前に卵巣がんになり、見つかった時は進行していて、とてもショックを受けました。娘の私も卵巣がんになるリスクは高くなります。でもそのお陰で、30代の頃から定期的に婦人科に行くようになり、自分のために頑張ってくれている体と向き合うようになりました。 残念ながら、卵巣は、子宮頸部や体部のように器具を入れて細胞を取ることができないため、 「卵巣がん検診」というものはありません。 しかし、超音波検査 で卵巣が腫れているかどうか調べる方法があります。 私は年1回の子宮がん検診とともに 、医師と相談して、オプションで超音波検査 を受けています。超音波検査 は(保険適用1600円程)、卵巣の様子だけではなく、子宮筋腫 や子宮内膜の異常 など、いろんなことが分かります。 女性の中には出産後、婦人科に定期的に行かなくなった方も多いと聞きます。 早期発見のためには、若い頃から何かあったら相談できる「かかりつけの婦人科を持つ」ことも大切なことかもしれません。 自分の体を守れるのは自分しかいないのです。
							情報メモ
							・子宮がん検診+超音波検査  円山レディースクリニック(札幌・中央区)http://maruyama-ladies.com/
						 
						
						
							
							がんの陰にかくれない!~患者の私があなたに知ってほしいこと
							
						 
						
							
							女性も知らない?急増する『子宮体がん』~命のゆりかごを守るには
							女性特有のがん「子宮がん」。子宮がんには2つの種類があります。 ひとつは、いま若い世代に増えている「子宮頸がん」。 そして、それを上回り、この30年間で約7倍にも罹患数が急増しているのが「子宮体がん」です。 閉経後に多いがんですが、出産や子育て世代で発症する女性も・・。 命のゆりかごを守るために、すべきこととは?
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							千秋さんのように、偶然、体がんが早期で見つかり、子宮を温存でき命を授かるというのは稀で、子宮を摘出するケースが多いのが一般的です。 命のゆりかごを守るために。 まずは不正出血などの症状 を放っておかない。 そして、自分がリスクが高いがどうか 知って、早めに検診 を受けることも重要です。子宮体がんになりやすい人  ●妊娠・出産経験がない ●月経不順 ●肥満や糖尿病 ●体がん、乳がんなどの家族歴がある など 出産経験がない、高齢出産というのは、この時代、珍しいことではありません。 女性の多くが、他人事ではないのです。20歳になったら「頸がん」検診。40代からは医師と相談して、 特にリスクがある方は、合わせて「体がん」の検診も考えてみて下さい。
							情報メモ
							・子宮がん検診  まどかレディースクリニック(札幌・中央区)http://madoka-lc.com/
						 
						
							
							『肺がん』死亡率ワースト1を返上②~たばこを吸わない「肺腺がん」早期発見
							肺がんの死亡率が全国で最も高い北海道。 大きな要因の一つは高い喫煙率にありますが、実はいま「たばこを吸わない」女性にも肺がんが増えています。 その多くが、早期には自覚症状もない「肺腺がん」です。 「肺腺がん」から命を守るために、早期発見のカギを握るのは?
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							予防や発見が難しい肺腺がん。 早期に発見しようと、検診に適した低線量のCT肺がん検診 を行っている病院は、増えてきています。 札幌東区の札幌がん検診センターでは、CT検診を希望する方は受けることができます。 もちろん、毎年のX線検査も重要ですが、KKR札幌医療センター磯部医師は「50歳、60歳になったらCT検診を受けてみること」をお勧めしています。 料金は8,230円。 ちょっと高いかな?と思う方もいるかもしれませんが、例えば「大切な人のため、誕生日や結婚記念日に検診を贈る」という方もいるそうです。 ある肺腺がんの女性の言葉です。 「全てのがん検診を受けていたけれど私はたばこを吸わないので肺がん検診だけ受けていなかった・・」 たばこを吸わなくても検診は必要です。 「思い込みは怖いこと」。正しい知識を持って検診を行いましょう。
							情報メモ
							・低線量CT肺がん検診  北海道対がん協会 札幌がん検診センター
						 
						
							
							『肺がん』死亡率ワースト1を返上①~待ったなし!北海道「たばこ対策」
							
						 
						
							
							感染を絶って『胃がん』撲滅へ!~予防の切り札「ピロリ菌」
							年間5万人が命を落とす「胃がん」。 しかし、今や「胃がんで亡くなるのはもったいない!」時代に。 運命の分かれ道となるのは・・「ピロリ菌」です。 日本人の約4割の胃に住み着いているという、胃がん撲滅の切り札に迫ります。
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							胃がんで命を落とさないためにはまず自覚症状がなくても内視鏡 で胃炎などがあるか調べてみましょう! →胃炎などであれば、ピロリ菌検査 をして →陽性であれば除菌 します(保険診療) ただ、除菌しても胃がんになるリスクはゼロではないので、内視鏡による経過観察も重要です。 「内視鏡嫌だな・・尿検査だけで調べることはできないの?」という方はピロリ菌専門外来 を受診することをお勧めします。 病院によって異なりますが、尿、呼気検査でピロリ菌を調べることができます。 ただ保険外診療 なので料金は様々。各病院に問い合わせて下さい。 現在、年間およそ150万人が除菌治療を受け、これが続けば2020年には、 胃がんで亡くなる方は、今より2万人も減ると推定されています。 胃がんは効果的に予防できます。できることから始めませんか?
							情報メモ
							・ピロリ菌外来  国立函館病院(函館市川原町)  ピロリ菌感染を調べる尿検査 1000円で実施  検査受付 電話番号/0138-51-6281
						 
						
							
							『乳がん』を正しく知れば怖くない~乳がん検診3つの疑問
							
						 
						
							
							その血糖値もしかしたら『すい臓がん』?~沈黙の臓器の声
							札幌では毎年、「難治性がんの撲滅」を目指したが啓発イベントが行われています。 「難治性がん」とは、その名の通り5年生存率が50%以下の早期発見が難しく、治りにくいがん。 中でも、最も生存率が低いのが「すい臓がん」です。 初期の自覚症状がほとんどなく、発見された段階では進行していることが多い、非常に予後が厳しいがんです。そんなすい臓がんの死亡率が全国で1番高いのが北海道。 すい臓がんを治す!ために…早期発見の鍵を握る「危険なシグナル」とは?
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							「糖尿病以外にももう一つ、すい臓がんの重要な危険因子に「家族歴」 があります。 いわゆる「家族性すい臓がん」。 アメリカの調査によると、両親・兄弟・子供=1親等に2人以上のすい臓がん患者 がいる人がすい臓がんを発症するリスクは6.4倍 にも増加します。 沈黙の臓器すい臓。 早期発見には、家族歴や糖尿病のような危険因子にいかに早く気が付くかがとても重要です。 そして気がついたら、すぐに病院を受診し、専門医に相談をして下さい。
							情報メモ
							・手稲渓仁会病院(札幌・手稲区)  受診相談コーナー 電話番号/011-685-6909(直通) ・すい臓がん患者支援団体「パンキャンジャパン北海道支部」
						 
						
							
							女性死亡数TOPの『大腸がん』~早期発見のカギ!最新大腸がん検査
							がんによる死亡数、女性の1位は「大腸がん」(2014年)です。 しかし、その一方で、早期発見・治療が出来れば、8割以上の人が治る病気でもあるんです。 早期発見を阻むのは…「検診」という壁。 大腸がんから命を守るために知っておきたい、検診のいま、そして最新の大腸内視鏡検査とは?
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							「便潜血検査」の受診率も北海道は低いのが現状です(32.7%。全国の最低グループ)。 「便潜血検査」は便の表面をこすりとって採取するだけの簡単なもの。 便秘がちな女性は2日続けて採取するのが難しかったり、簡単なのでいつでもできる・・という気持ちから受けない人も多いと言います。 では実際に、どこに問い合わせれば良いのでしょうか? 会社員で便潜血検査を受けている人以外(自営業の方、主婦、高齢者)は全て、 お住まいの市町村の①「がん検診」担当の窓口や、②指定する医療機関へ  札幌市の場合 ■各区の保険センター ■北海道対がん協会 札幌がん検診センター 対象年齢や費用は市町村によって異なるが、札幌市は40歳以上 400円  「自覚症状がない」うちから、「便潜血検査」を毎年受けるだけで、大腸がんで死亡するリスクが60~70%程下がるという、とても有効な方法。 大腸がんから命を守ることができる・・年1回の検診が重要です。
							情報メモ
							・内視鏡検査に抵抗がある人も受けられる「仮想内視鏡検査」  小笠原クリニック札幌病院(札幌・南区)