「100匹以上の犬」牛舎の劣悪環境で飼育 "死んでいる犬" 10匹以上確認…3年前から苦情多数 多頭飼育崩壊で救出作業へ
北海道東部の佐呂間町にある牧場にて、100匹以上の犬が劣悪な環境で飼育されていることが分かりました。
鳴きながら牛の周りを走り回る犬たち。佐呂間町にある牧場の牛舎内の映像です。
5月に、10頭以上の乳牛と100匹以上の犬が飼われていることが確認されました。
内部はふん尿で汚染され、犬は牛の飼料などを食べていたということです。
また、死んでいる犬も10匹以上発見されました。
3年前から佐呂間町に犬が逃げているなどの苦情が複数寄せられ、町が牧場を指導してきました。
しかし経営難などから改善されず、町は「多頭飼育崩壊」が起きたと判断。
5月、支援団体へ改善に向けた協力を要請しました。
団体は今後、犬の救出や不妊手術を進めるとしています。