【北海道マラソン2026】新谷仁美、18年ぶり北海道でMGCへ「自分の強さ、力を見せていけたら」真夏の北海道を選んだ3つの理由
苦手なマラソンで、MGCへ

トラックでは日本代表も経験
トラックでは5000m、10000mで日本代表を経験した。それでも、マラソンは「最も苦手な種目」だと言い切る。
「たぶん最も苦手な種目であるマラソンで五輪を目指すというのは、私の中では非常に高いハードルだなって思っています。距離が長くなればなるほど、拒否反応が起こってしまって(笑)。疲れた・やめたい・しんどい(笑)。それが頭の中にずっとローテーションされていって、その思考に押しつぶされちゃって」
それでもマラソンを選ぶのは、自分に期待を寄せてくれる人たちに応えたいからだ。
「何の保証もないのに私にかけてくれている。そういう人たちにまず応えていきたいという思いがあるから、キツくても耐えられるなというのはあります」
3年前、新谷はMGC出場を辞退した。当時は五輪出場よりも日本記録を出すことを優先していた。しかし、けがを経験した今は、無理なく継続できる状態をつくることを重視する。
「あの時は継続できているというベースがつくり上げられていたので、そのままタイムを狙うチャンスを掴むことはできた。優先順位的に五輪出場より日本記録を出したいというところに、どうしても重きを置いていた。でも今そこを目標にすると、ぶっ壊れちゃうというか、またけがをして無理をしてしまう」
質を追えば負荷が高まり、けがにつながる。新谷はいま、ハードルを少し下げながら、継続してマラソンに取り組める状態を重視している。
だからこそ、この夏に求めるものは明確だ。
「ロス五輪を目指す上での絶対条件がMGC出場権。取らないと、そもそもロスには行けない。出せばそのまま代表に選ばれるというタイムはもちろんあるんですが、今の現実的なところを考えたら、まずその切符をとることが一番最低限のラインだなと思っている。まずそこを獲得するというところを第一の目標としています」
観客に届けたい走り

応援したいという気持ちにさせられる走りを
2時間半近くにおよぶレース。テレビの前の視聴者、沿道のファンに何を届けたいのか。
「応援したいなという気持ちにさせられる走りにしたいなと思っていて。2時間半近くって普通に長いなと思うんです(笑)。それをいかに飽きさせないか。いかに中だるみを発生させないかというのは、長距離種目の一つのクリアすべきところかなと思っていて。そこをいかに埋めていくか。次の展開を楽しみにしてもらえるかというところを私たち選手はつくりあげていかないといけないのかなという意識でやりたいと思っています」








