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【バレーボール】全国中学生選抜の主将として挑んだイタリア遠征 札幌大谷・小西出隼翔、中学3年間の思いと“高校バレー”というステージ

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北海道中学校バレーボール大会・決勝戦(2025年8月)

 一方で、小西出は日本のサーブが通用しなかったわけではないと振り返る。フローターサーブでも十分に戦える感触があったと話す。「相手は力があるので、簡単にAキャッチさせないことを意識していました。アンダーで取らせることで、クイックを使いにくくする狙いがありました」サーブのコースを工夫し、相手セッターに後ろからトスを上げさせる形を作らせることで、速攻を制限しようとしていたという。「フローターでも狙うコースによっては通用していました」

 攻撃面でも世界レベルの中で学びがあった。全国中学選抜では、Bクイックを軸に時間差も交えて組み立てるなど、戦術面でも多くの収穫があった。「オフェンスは考えながらできて、うまくいった部分も多かったです。ただ、ハイセットになったときはコースをしっかり打ち抜かないといけない。相手のブロックを見ながら、体重を乗せて打つことを意識していました」

 個人としても試合を重ねるごとに変化を感じたという。「最初は抜けないコースが多かったんですけど、ブロックアウトを狙いながら、だんだんインナーに打てるようになってきました。試合ごとに成長できた感覚はありました」

 5~8位決定リーグではエジプト、ドイツにフルセットで勝利。優勝の可能性はなくなっていたが、最後までチームとして戦い切った。「最後の方は、日本のバレーがかなり形になってきたと思います」

高校バレーで目指す舞台

春高バレー北海道代表決定戦・準決勝 札幌大谷-札幌藻岩(2025年11月)

 4月からは札幌大谷高に進学し、新たなステージに立つ。小西出にとって高校バレーは、中学とは異なる熱量を持つ舞台だ。「各地区の代表選手たちがぶつかり合って、1点に強い思いをかけて戦うのが高校バレーだと思います。中学とはまた違う雰囲気があると感じています」

 春高バレーの北海道代表決定戦を見てきた経験も、憧れにつながっている。「見ている側も緊張するくらいの雰囲気があって、その中でプライドを持って戦っているのがすごいなと思いました。自分もあの舞台に立ってみたいです」

 目標は明確だ。春高で上位進出を果たし、大舞台に立つこと。北海道を勝ち抜き、全国で戦うことだ。「多くの人に見られるコートでプレーするのは高校での夢です。簡単に立てる場所ではないので、そこを目指したい。北海道で勝って、全国に行って暴れたい」

 高校ではフィジカル、スピード、ブロック、サーブと、あらゆるレベルが一段上がる。その中で小西出は、基礎を大切にしながら成長していく考えだ。「体つきも変わってくるし、力もスピードも中学とは違うと思います。中学でできたことを高校でも丁寧に続けながら、筋力もジャンプ力も上げていきたいです」

 すでに高校の練習にも参加しており、その後はU17代表合宿も控える。高校と日本代表という二つの舞台で、新たな挑戦が始まる。




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