【コンサドーレ】「今まで苦しかった…」”FW唯一の公式戦得点なし”白井陽斗の今季初ゴールが決勝点!藤枝に3得点で4戦ぶり勝ち点3!新加入FWマリオ・セルジオがリーグデビュー!約45分間プレーし存在感

1ゴール1アシストと大車輪の活躍を見せたMF青木亮太
エンドが変わった後半4分、左サイドでボールを受けた青木選手が、逆サイドを駆け上がる白井陽斗選手へパスを送ると、角度のないところから右足を振り抜き追加点。「なかなかゴールが生まれない中でチャンスを外すシーンもあって、非常に苦しい時間を過ごしていた。色んな声が彼に届いていたというのを聞いています」と指揮官が明かしたように、今シーズン、リーグ戦に出場したFW登録選手の中で唯一、公式戦での得点がなかった白井選手。苦悩を経て、掴みとった待望の瞬間に、「今まで苦しかったので。ここで一発決められてよかった」と胸を撫でおろしました。
その後、PKで1失点を許したものの、DF家泉怜依選手(25)を投入し、DFラインを4バックから3バックに変更する守備的戦術を敷くなど、後半アディショナルタイムに同点ゴールを許した前節の教訓を糧に、確実なゲームクロージングを狙います。
藤枝の猛攻を耐え続けた後半アディショナルタイム、この試合がリーグデビュー戦となった新加入のFWマリオ・セルジオ選手が相手選手に競り勝つと、途中出場の原康介選手(19)がGKへのバックパスに猛然とチェイスを仕掛け、冷静にループシュート。プロ入り後に公式戦であげた5得点のうち4得点が後半30分以降のゴールと、試合終盤に無類の決定力を発揮する若きアタッカーの大きな追加点で勝敗は決し、コンサドーレがリーグ4試合ぶりの勝ち点3を手にしました。
6位のジュビロ磐田が勝利したため、J1昇格プレーオフ出場圏との勝ち点差は10のまま縮まらなかったものの、逆襲を期す後半戦を勝利でスタートさせたコンサドーレ。次節からはホームでの2連戦。決勝点をあげた白井選手は「ホームでは絶対に負けられないし、引き分けも許されない。自分のゴールで勝てたら」と、リーグ後半戦19試合中11試合が行われる命運をかけたホームゲームへ、闘志を燃やしました。