「このお祭りムードがたまらない!」エスコンフィールドでプロ野球オールスターゲーム”初開催” 夢の球宴に約3万人が全国から集結 北広島駅では高校生が横断幕で野球ファンを歓迎
プロ野球オールスターゲームが7月23日、北海道北広島市のエスコンフィールドで初めて開催され、訪れた約3万3000人の観客で球場はお祭りムードに包まれました。
「会場には全国各地の様々なユニフォームを着たファンが詰めかけています。皆さん楽しみですか?」(八木隆太郎フィールドキャスター)
「オールスターなのでパ・リーグの6球団のユニフォームを着てきました」(北海道のファイターズファン)
「エスコン自体が楽しみ。ここに来ること自体が」「食べ物が楽しみです。ビールもたくさん飲みたいです」(栃木県から来たファン)
多くの観客が利用したJR北広島駅では、上野正三市長とともに北広島高校書道部の生徒が全長10メートルの横断幕でお出迎えです。
「全国からいろいろな方が来られるので、歓迎、もてなしの気持ちで立っています」(上野正三 北広島市長)
「楽しい気持ちでエスコンに向かってもらえるように応援する気持ちで(横断幕を)書きました」(北広島高校 書道部の生徒)
北広島駅前のシャトルバスを待つ行列は300メートルほど続いているでしょうか。テーマパークのアトラクションを待っているかのような長蛇の列です」(八木キャスター)
グッズショップでは応援グッズが飛ぶように売れました。
試合前にはエスコンフィールドブルーカーペットショーが行われ、各球団のマスコットや出場選手が登場しました。その中で注目を集めたのは水谷選手。
トップガンのトム・クルーズを意識したド派手な衣装とコーンロウヘアーで会場を沸かせました。
オールスターの目玉企画・ホームラン競争では、万波選手が巨人の岡本選手と対決。万波選手は3本のホームランを放ちましたが、先行の岡本選手の記録5本には及ばず惜しくも初戦敗退となりました。
そして試合開始では、元ファイターズの近藤選手が3番、さらに岡大海選手が9番とオールパシフィックならぬオールファイターズでスタメンが固められました。
極めつけは先発の山崎福也投手が2番DH!まさかの二刀流で出場!
注目の山崎投手の打席では、野手顔負けの流し打ち。レフト前ヒットを放ち、球場を沸かせました。
しかし、直後の2回に丸、牧、村上にホームランを浴びるなど、1イニング9失点というオールスター史上ワースト記録を作り、記憶と記録の両方に残るオールスターとなりました。
試合後は時折、強い雨と風が吹くあいにくの天気に…。
「すごかった。ホームランめっちゃ打ってた」「座り心地も良くて甲子園とは全然違います」(大阪から来たファン)
「11年ぶりのオールスターゲームで、前回の札幌ドームの時も行ったんですけど、セ・リーグの応援歌をパ・リーグの応援席で歌っている人もいっぱいいて、やっぱりこのお祭り感がたまらなかったです」(北海道のファイターズファン)
観客約3万3000人。エスコンフィールドでの初めての夢の球宴は、お祭りムードの中、幕を閉じました。