札幌山の手が強豪八王子実践に逆転勝利 黒田主将「まだ伸びしろがある」【春の高校バレー】
1月4日に開幕した春の高校バレー。北海道女子第2代表・札幌山の手は、これまで5度の優勝を誇る八王子実践(東京第2代表)をフルセットで破り、2回戦に進出しました。
札幌山の手2-1八王子実践
第1セット 24-26
第2セット 25-22
第3セット 25-22
2年連続15回目の出場となった札幌山の手は、3年ぶりの初戦突破。黒田百花主将(3年)は「去年は1回戦で負けてすごく悔しい思いをして終わり、とにかく1勝必ず1勝しよう」とチームを鼓舞し試合に臨みました。
初戦の相手は9年連続46回目、これまで5度の優勝を誇る名門八王子実践。ビッグネームを前に粘り強いバレーを展開しました。第1セットからデュースにもつれ惜しくもセットを落としたものの、第2セットは驚異の9連続ポイントをマークするなど強豪を相手に臆することなく伸び伸びとプレー。
勝負の第3セットも勢いは止まることなく、小松田(3年)が連続サービスエースを決めるなど大舞台で最大限に力を発揮。見事な逆転勝利をあげました。
黒田主将は試合後、「ずっとサーブを弱気で打ってしまっていたけれど、こんなに楽しんでサーブを打てるんだな」と熱戦を振り返りました。
渡邉徹監督は「去年は1回戦で負けたという悔しさを3年生は知っている。この春高で勝つんだ、必ずそれを達成して次の代に繋ぐんだという気持ちは特に3年生は強かったと思う」と笑顔を見せ、5日の2回戦へ「1つ1つを大事に丁寧なバレーを続けていきます」と意気込みました。
「1回勝ったら大丈夫だと思う。1回戦での反省を緊張にするのではなく、良い改善点“まだ伸びしろがある”と思って楽しんでやっていこうと思います」と黒田主将。
2回戦は富山第一と対戦します。