【スキージャンプ】小林陵侑が札幌で今季W杯初優勝 通算33勝目「今季表彰台がなかったので、まさか勝利とは“思ってました”けど、勝ててすごくうれしい」
スキージャンプ 小林陵侑が札幌で今季W杯初優勝 通算33勝目

2月15日表彰台で笑顔の小林陵侑選手
2月15日、大倉山ジャンプ競技場(北海道札幌市)で行われたノルディックスキーのジャンプ男子W杯札幌大会個人第22戦。岩手県出身・北京五輪ノーマルヒル金メダリストの小林陵侑選手(28=TEAM ROY)が今季W杯初優勝を飾りました。
ここまで今季表彰台にも上がっていなかった小林陵侑選手は1回目、不利な追い風の中「すごくスムーズな流れだった」とこれ以上飛ぶと危険とされるヒルサイズちょうどの137mを飛びトップに立ちます。
そして、最終ジャンパーとして迎えた2回目。「久しぶりの優勝争いだったので、めちゃくちゃ緊張した」と言うものの136.5mのビッグジャンプ。合計で286.4ポイントをマークし、2位におよそ20点の大差をつけて去年3月以来となるW杯通算33勝目を挙げました。
日本勢は、このほか3選手が2回目に進み、北海道江別市出身の二階堂蓮選手(23=日本ビール)が9位、北海道札幌市出身の中村直幹選手(28=フライングラボラトリー)が10位、群馬県出身の小林朔太郎選手(24=雪印メグミルク)が21位に入りました。
◆試合後 小林陵侑選手コメント
Q.今季初優勝、率直な思いは
「今季表彰台がなかったので、まさか勝利とは“思ってました”けど、勝ててすごくうれしいです。」
Q.勝利の予感は
「予感は若干ありましたね。先々週あたりから良いジャンプがまとまってきていて、ホームヒルで(勝てて)多少自信になりました。」
Q.大倉山のファンの声援
「たくさんの方が応援に来てくれて、いい感じで飛べました。楽しかったです。」
Q.2回目を飛び終えて着地した時は確信だった
「Tobeat(トップに立つためのライン)は越えたなという感じだったので、テレマークもきっちり入りましたし、気持ち良かったです。」
Q.明日の個人第23戦・師匠の葛西紀明選手と戦うことになったらその心境は
「(風が)良い条件で落ち着いているときはノリさん(葛西選手)のパフォーマンス自体もすごくいいので、本当に年を感じさせないというかトップ10があり得るジャンプをしていると思うので、すごく明日も楽しみです。」
Q.明日の個人第23戦はどんなジャンプをしたい
「明日はヒルサイズ越えを2本揃えたいですね。」