「データが全てではない」――ブルージェイズ加藤豪将が語る、選手の判断を支え、自信を持って打席に入るためのデータ活用

「谷口きゅんのVideo Podcast」収録の様子
データが示す傾向と、選手が実際に感じるものが、いつも同じとは限りません。加藤さんは、データ上の正解が明確でも、打席で決断するのは選手だと話します。「どんなにデータが良くても、どんなにこっちが正解でも、選手が『いや、俺はこっちで行く』って言ったら、そっちの方が絶対に正解だと僕は思うんですよね」と述べ、「僕が選手時代でも、いろんなツールがありますよね。映像を見たり、データを見たり、コーチからアドバイスをもらったり、選手からアドバイスもらったり。結局自分がそれを聞いて、自分がいきたい道が正解だと思うんですよね。そっちの方が僕は成功してきたと思うんですよ。データが全てではないので、それをツールとして使うって感じだけですよね」と語りました。
データは、選手の評価にも活用されています。打撃では本塁打などの結果が分かりやすい一方、守備や走塁の貢献は、以前は数字で評価しにくい面がありました。加藤さんは近年、守備の貢献を得点価値に結びつけて評価する方法が進んでいると説明します。
例に挙げたのは捕手のフレーミングです。ストライクゾーンの際どい球を、ストライクと判定してもらいやすくする捕球技術で、「5球それをしたら1点の価値がある」と、失点を防ぐ貢献も数値で捉えられるようになってきたといいます。
守備や走塁で貢献する選手も、データによって評価しやすくなっています。「センターの五十幡選手だったり、ソフトバンクの周東選手だったり、内野だったら山縣選手だったり、そういう選手が評価しやすくなってきて。データ=パワーみたいなイメージがあると思うんですけど。バットスイングとか球速とか。でも逆にそういう守備とかの選手の方が評価が高くなってきていますね、メジャーでも」
谷口さんは「点を取らないと勝てないというのが野球の大前提のルールの中で、攻撃と守備。どれだけ失点を防げたかっていう人に対しても、ちゃんと評価できる判断材料がたくさんありますというところですね」と、守備の貢献も評価できるデータの意義を指摘しました。









