「シミュレーションでは35本」岡本和真はメジャー1年目で33本塁打――ブルージェイズ加藤豪将が「最高のシーズン」と評した適応力、そして日本人内野手に開いた新たな道
トロント・ブルージェイズでアナリストを務める加藤豪将さんが、元北海道日本ハムファイターズの谷口雄也さんのYouTubeチャンネル「谷口きゅんのVideo Podcast」に出演し、岡本和真のメジャー1年目を振り返りました。
加藤さんは2022年のNPBドラフトで北海道日本ハムファイターズから3位指名を受けて入団し、2024年に現役を引退しました。2025年からブルージェイズのアナリストを務め、2026年シーズンは岡本とゲームプランニングを担う立場でベンチ入りしました。
加藤さんがまず披露したのは、2025年のア・リーグ優勝を記念したチャンピオンリングです。リングを手にした谷口さんは「めちゃ重い、重厚感たっぷり、かっこいい!」と大興奮。「ダイヤ、252個あります」と伝えられると、「どうしよう、どうしよう」と動揺を隠せない様子を見せました。
2025年のワールドシリーズ後、チームには三塁の補強が必要になっていたといいます。加藤さんは、岡本が穴を埋めただけでなく、156試合に出場する活躍を高く評価しました。「新しい環境で毎日試合に出て、移動も結構つらいなか、ほぼフルシーズン出場して、本当にすごい活躍をしてもらいました」と振り返ります。

MLBアメリカンリーグ優勝を記念したチャンピオンリング
日本で長く試合に出てきた経験も、評価の材料になったといいます。「5年連続ぐらい、142試合フルに出てる時もあったので。アメリカに来る前年は怪我もあったんですけど、本当に体が丈夫で」と語り、長期契約を結ぶうえでは、けがをしないことも重要な要素だと説明しました。シーズンでは33本塁打を放ち、三塁の守備もこなした岡本について、「最高のシーズンだったなって思います」と評しました。
岡本の活躍は、今後の日本人長距離打者や内野手に対する見方にも影響を及ぼしたと加藤さんは考えています。「もちろん、岡本選手と村上宗隆選手(ホワイトソックス)で評価が違ったチームもありましたけど、2人ともホームランもしっかり打って、OPSも.750越えと.800越えしていて。これから出てくる日本人の長距離バッター、内野手はこれでだいぶ評価が上がったかなと思います」

トロント・ブルージェイズ アナリストの加藤豪将さん
谷口さんも「メジャーリーガーになりたいという選手のいい目標になったんじゃないかな」と述べ、チームが取り組んだシミュレーションにも話が及びました。加藤さんは「いろんなシミュレーションをやって、シーズン前から岡本選手が35本くらい打つんじゃないかっていう結果が出ていた。
もちろん、そういうバッターが今までアメリカに来ていなかったので、『まさか、そこまでいかないだろう』ってほとんどの人が思っていたと思うんですけど、それでもしっかり33本打って。シミュレーションというのは、今までのその選手のデータを使うので、これから出てくる選手の評価もモデルの中で上がったと思うので、楽しみですよね」と話しました。
日本人選手がメジャーで活躍してきたなかで、イチローや青木宣親のように異なる強みを生かした選手がいました。岡本のように長打力を持つ内野手がメジャーで結果を残したことは、日本人選手の新たな可能性を示しています。
谷口さんは「一人で点を取れる選手が、野球の発祥、ベースボールの地でこれだけ数字を残せたのは大きい」と述べました。加藤さんも岡本の適応力を高く評価し、「いろんなルートで日本からアメリカに行く選手がいる中、内野手で長距離打てるというバッターはほとんどいなかったので、新しいルートが出たかなと思います」と語りました。









