【コンサドーレ】川井健太監督「コンサドーレのレギュラーは誰ですか?」”3つの初ゴール”ニューヒーローが次々登場!まさに”ジェットコースター”上位・大宮との激闘を制し2016年以来10年ぶりの6連勝達成

後半アディショナルタイムに決勝ゴールを決めたキングロード・サフォ選手
明治安田J2・J3百年構想リーグの地域リーグラウンド第16節、前節で2016年以来、10シーズンぶりとなる5連勝を達成した北海道コンサドーレ札幌(4位)は5月9日(土)、vs RB大宮アルディージャ(3位)と対戦。昨シーズンのJ2で6位につけた強敵との”90分での6連勝”をかけた一戦を4-3で制し、先月から続く5連戦を劇的勝利で締めくくりました。

プロ初ゴールを決め荒野選手と抱き合う梅津龍之介選手
川井健太監督(44)は前節からスタメン4人を変更し、センターバックに西野奨太(21)と法政大在学中の梅津龍之介(21)の”同級生コンビ”を配置。西野が「もうプロで何年間もやっているかのような雰囲気で、一緒にやっていて頼もしい」と評したように、若さを感じさせないプレーでDFラインに安定をもたらした梅津が自身2度目となるスタメン起用に応えます。
前半11分にFKのチャンスを得ると、木戸柊摩のインスイングのクロスに頭で合わせ、プロ4試合目にして初ゴール。生涯1度きりの瞬間にも「ここからだなという思いが一番強い」と、既に先を見据えるストイックさを覗かせた梅津を、指揮官は「得点もそうですし、冷静さ、ビルドアップのところ。彼の力が重要だったと思った一戦でしたね」と評価しました。

待望の来日初ゴールを決めたティラパット選手
1-0のリードで迎えた前半39分、この試合が3試合ぶりの先発出場となったティラパット(19)にも待望の瞬間が訪れます。左サイドのポケットに進入したパク・ミンギュの折り返しを押し込み、加入後初得点。前節にも記録したアシストやPK奪取でチームに貢献しながらもゴールが無かったU-23タイ代表は「すごく嬉しい気持ちでいっぱい。1点が僕にとって"壁"だと思っていた。その壁を乗り越えられた」と笑顔で振り返りました。
実はこの来日初ゴールを”アシスト”した人物がもう1人います。「ずっと見てきた模範としている選手」、それは過去Jリーグに21名在籍したタイ出身選手の草分け的な存在であり、2017年から2021年まで札幌で活躍したチャナティップ(32/BGパトゥム・ユナイテッド)。
ティラパットは前節、セレモニーのため大和ハウスプレミストドームを訪れたタイ代表のレジェンドから「スース―(タイ語で『頑張れ』)」とエールを送られたことを明かしました。「そう言ってくれたことがすごく励みになったし、ゲームに入るパワーにもなりました。今後も出るたびにゴールを決めていきたい」と、チャナティップのチャントの一節にも登場する言葉が、異国での挑戦を続けるアタッカーの背中を押しました。

2試合連続のゴールを決めた荒野拓馬選手
前半44分に荒野拓馬(33)が、自身のプレッシングから誘発した相手DFのパスミスからゴールを奪いリードを3点に広げたものの、EAST-B最多32得点を誇る大宮が選手交代によって試合の主導権を握り、試合は3-3の同点に。

決勝ゴールを決めたキングロード・サフォ選手
後半アディショナルタイムに突入したドームに流れる不穏な空気をかき消したのは、途中出場のガーナ出身FWキングロード・サフォ(24)でした。「相手の脅威になるような攻撃のスイッチ」と振り返った浦上仁騎(29)の縦パスを起点に、白井陽斗(26)がGK・DFへ絶妙なスルーパス。このイーブンのボールにキングロード・サフォが走り勝つと、GKとの1対1を沈め、試合終了間際に決勝ゴールが生まれました。
2024年途中に札幌に加入するも、昨シーズンまでリーグ戦の出場はなし。練習試合や紅白戦で得点をあげながらも、これまで出場機会を与えられなかったキングロード・サフォでしたが、川井健太監督就任後は第2節のJリーグデビュー以降、10試合で起用しています。
キングロード・サフォは「健太さんが自分の自信を引き出してくれるようなアプローチをしてくれる。それが(活躍の)大きな要因」。我慢の時間から救ってくれた指揮官に応える来日初ゴールに至った相手DFとの競り合いとなった抜け出しを、「Very fast! Normal! (自分はとても速いから普通だよ)」と自信満々に振り返りました。

サポーターと「すすきのへ行こう」を合唱する選手たち
「レギュラーという定義は僕にはないし、皆さん『コンサドーレのレギュラーは誰ですか?』と言われても、何人かしか思い浮かばないかもしれないですよね。それが競争だと思っている」。指揮官がそう話したように、この6連勝中の15ゴールを実に9人の選手があげました。
競争を激化させながらも10年振りの6連勝を達成し、残り2試合の時点でEAST-B首位の可能性を残した北海道コンサドーレ札幌。試合後のドームには2023年以来、3シーズンぶりとなる勝利の賛歌「すすきのへ行こう」が響きました。











