【日本ハム】水谷瞬、パイナップルコーデで5000万円更改！苦境乗り越え「トリプルフォー」誓う

新調したスーツで会見に臨んだ水谷瞬選手

　北海道日本ハムファイターズの水谷瞬選手が12月4日、契約更改交渉に臨み、2300万円アップの推定5000万円でサインしました。鮮やかなパイナップルコーデのスーツ姿で登場した水谷選手は、今季序盤の苦しみを乗り越え、打点や本塁打でキャリアハイを更新。ファンへの感謝を胸に、来季の目標として『トリプルフォー』を通過点とすると力強く語りました。

　今シーズンを振り返り、水谷選手は「数字として見れば、周りからは、いいシーズンと言っていただけたと思いますし、去年と同じような数字、7年目のシーズンではありましたが、2年目のジンクスに対して今シーズン『再挑戦』というテーマを持って入りました」と語りました。キャリアハイを更新できた喜びとともに、シーズン序盤の苦悩も明かします。「始めの方は自分を見失う部分もありましたし、もどかしい時期もあって、不甲斐ない1年間だったとは思いますが、ここから来シーズン以降の野球人生に、僕の中ではこの1年、本当に大事な1年だったんじゃないかなと。忘れないようにやっていこうと思えるような1年間だったと思います」と強調しました。　

　特に印象に残っているシーンを問われると、5月17日に函館オーシャンスタジアムで行われたイースタン・リーグの楽天戦でのタイムリーヒットを挙げました。「自分自身つらかったですし、このまま終わってしまうんじゃないか、忘れられてしまうんじゃないかとか考えて、苦しい時期ではあったんですけど、本当にたくさんのファンの方がグッズを持って応援に来てくださっているのを目にしましたし、代打で出場した時、エスコンの歓声に負けないような球場の沸き方とか、たくさんの声をいただいて。本当こうやって応援していただける人たちに喜んでもらいたいという気持ちが当時もあったので、僕の中では1番印象深い試合でした」と球場で応援してくれたファンへ感謝の言葉を口にしました。 　

　来シーズンは外野のポジション争いが激化すると予想される中、水谷選手は「人じゃなくて自分を見ていきたい。今できることは、自分をさらに磨くこと」と語り、自ら課題にあげたパワー不足の解消に取り組み、3年後4年後の土台になるオフシーズンにしたいと明かしました。さらに、「444打席以上、444イニング以上の守備機会を『トリプルフォー』として、目標というより通過点としてやっていきたい」と具体的な目標を掲げ、さらなる飛躍を誓いました。

4日の契約更改（金額は推定）
水谷　瞬　 選手　2700万円⇒5000万円
万波　中正 選手　1億6500万円⇒1億9500万円
清宮幸太郎 選手　8000万円⇒1億3000万円
北山　亘基 選手　4600万円⇒9500万円
加藤　貴之 投手　3億円⇒3億円