【コンサドーレ】マリオセルジオPK弾で追いつきドロー 未来へ向けて…アカデミー出身DF西野奨太がゲームキャプテン

ゲームキャプテンを務めた西野 奨太(21/札幌市出身)
明治安田J2リーグ第37節、北海道コンサドーレ札幌は11月23日(日)アシックス里山スタジアムでFC今治と対戦し、1-1の引き分けに終わりました。
この試合、MF高嶺朋樹主将(27/札幌市出身)を累積警告で欠く札幌は、ボランチにMF荒野拓馬(32/札幌市出身)、MF木戸柊摩(22/札幌市出身)、さらに、コンサドーレアカデミー出身DF西野 奨太(21/札幌市出身)がゲームキャプテンとして先発出場しました。
試合序盤から積極的なプレスを仕掛ける札幌は、前半10分、DF西野が体を張ったタックルで相手カウンターを阻止します。更に、GK菅野孝憲(41)がビックセーブを連発すると、守備陣の奮闘に応えるようにFWアマドゥ・バカヨコ(29)ら攻撃陣は幾度もゴールに迫ります。しかし、あと一歩ゴールネットを揺らすことが出来ません。
0-0で迎えた後半12分

今シーズン3得点目を挙げたFWマリオセルジオ(30)
今治のエース・ヴィニシウス(27)に先制点を許します。そこから、合計5枚の交代カードを切った札幌は後半36分、途中出場FWマリオセルジオが自ら得たPKを沈め同点に追いつきました。
札幌は試合終了までゴールに迫るものの、次の一点が奪えず引き分けに終わり、今治と勝ち点1を分け合う結果となりました。
「柴田慎吾」監督 試合後のコメント

柴田慎吾監督(40)
―試合を振り返って
「長距離移動のアウェー、今治というタフな対戦相手。90分間を通してピッチのいたるところでストレスの掛かるタフなゲームだったなと思っています」
―「西野 奨太」選手のゲームキャプテンについて
「高嶺主将が出場停止の中、キャプテンをどうするかというところで、高嶺にも相談した中で『西野がいいんじゃないか』と。同じアカデミー出身ですし、(高嶺と)同じアカデミー出身である奨太がキャプテンマークを巻いてゲームに出るということは、クラブとして未来に繋がるじゃないかと思う。個人的には、中学2年から指導している中で、自分がトップチームの監督で奨太にキャプテンマークを託すというのは感慨深い。心にグッとくるものがあった。プレーに関しても、彼なりにベストを尽くしてチームを引っ張ろうとする姿勢が見られた。心身共にたくましくなってきました。まだまだですけどね。」
―次節ホームでの最終節に向けて
「1年でのJ1復帰という目標を達成出来なかった中で、サポーター皆様の期待を裏切ってしまったようなシーズンだった。ただ最後、ホーム最終戦。前節の大分戦、きょうの今治戦も、昇格が無くなった中でもしっかりプロとして姿勢を見せて行こうと。その姿勢を見せた中で内容、結果、それをしっかり最後感謝の思いを持った中でサポーターの皆様に『ホームで届ける』ことは大きな義務だと思っている。もう一つ、深井一希。彼の現役ラストマッチになると思うので、いい形で次のステージに送り出せるように。その両面を最終戦で意識した中で戦っていきたい。」
「西野 奨太」選手 試合後のコメント

西野 奨太選手(21)
―試合を振り返って
「相手がタフなチーム。アウェイということもあり、開始早々から『戦う』ことが重要になる試合だと思っていた。前半はチームとして示せたが、個人として最初はすごく力が入ってしまった。」
―キャプテンマークについて
「小さい頃からお世話になったクラブで、キャプテンマークを巻かせてもらうというのは、自分としては夢のような時間だった。前日からすごく心臓がバクバクしていた。平常心と思って試合に臨んだが、最初は堅さが出てしまったと反省している。」
「プロの舞台で(中学から指導してもらっていた)柴田さんからキャプテンを任せたいと言ってもらえた時は、本当に感慨深かった。夢見ていたコンサドーレのトップチームでキャンプテン、それが叶った日でもあるので、支えてくれた周りの選手、家族、今まで育成年代で自分を指導・支えてくれた方たちに、少しでも良い姿を見せられたのかと思うと感慨深いものがある」
―高嶺主将からの言葉
「2~3日前くらいに、ゲームキャプテンに推薦しておいたからと言われた。そこで、朋樹くんがどんな覚悟でこれまでチームを引っ張ってきたかと考え直した。自分が引っ張る立場になったとき、朋樹くんの気持ちを受け継ぎながら、自分の色を出せたらと思いました。」
―次節ホーム最終戦に向けて
「一希くんの最後の試合ということもあるので、最後しっかりピッチに一緒に立って感謝を伝えられたらと思う。そして、目標としていたJ1昇格が達成できなかったシーズンになってしまいましたけど、変わらず熱い声援を続けてくれていたサポーターの皆様には感謝しかない。本当にラスト勝って、内容結果ともに来シーズン以降のチームに期待してもらえるような試合に出来たらいいなと思っている。最後引き続き応援よろしくお願いします。」










