陸上女子100mハードル札幌市出身寺田明日香選手(35)「勝ち逃げしたい」今シーズン限りで競技者からの一線を退く

会見に臨む寺田明日香選手
陸上女子100mハードルの元日本記録保持者、札幌市出身の寺田明日香選手(35)が4月15日東京都内で会見を行い今シーズン限りで競技者から一線を退くことを表明しました。
寺田選手はインターハイ3連覇、3度の日本チャンピオンなど数々の記録を打ち立て、世界選手権やアジア大会でも日の丸を背負いました。しかし相次ぐケガ、摂食障害等から2013年に現役を引退。結婚、大学進学、出産、7人制ラグビーへのチャレンジを経て、2018年12月に陸上競技への復帰を表明しました。その後2019年には10年ぶりに世界選手権に出場するなどパワーアップした姿を見せ2021年には自身が持つ当時の日本記録を2度更新、さらに自身初となる東京オリンピックに出場し日本人では21年ぶりとなる準決勝進出を決めました。

寺田明日香選手と娘の果緒さん
今後の活動については、「子どもから大人までみなさんと一緒に本気で走っていきたい。引退という言葉は一旦置かせていただこうかなと思います」と笑顔でコメント。
今季競技者としてのラストシーズンは、9月に東京で行われる世界選手権への出場を目指しまずは7月に行われる日本選手権で「勝ちにいきたい」、有終の美を飾るべく「勝ち逃げしたいという思いを持って今シーズンはやっていきたい」と意気込みました。